10回に渡る「天使辞典」をお読みくださりありがとうございました。
今後の記事で補足と皆様のコメントに関連した私の考えを書いて一先ず終わりとしたいです。
改めて9段階の天使をまとめます。
上位天使
1. 熾(し)天使(セラフィム)…「愛」を担当。罪の浄化。「雷」そのもの。偉大さを唄い続ける社長秘書。
2.智(ち)天使(ケルビム)…「智恵」を担当。下位天使に智恵を授ける高位の存在。天使から見ても天使の様な存在。元はスフィンクスで「多神教への優越」の意図が窺える。バイタリティー溢れる現場大好きな専務。
3.座(ざ)天使(スロウンズ)…「信仰」を担当。神が座る王座そのもの、または車輪。唯一人間とかけ離れた姿の天使。信仰とは人智の及ばない領域を受容する為の存在。無理矢理会社組織に例えると、現場を知らないのに難癖つけて帰ってく「監査室」のようなわからない存在。
中位天使
4. 主(しゅ)天使(ドミニオンズ)…「自由」を担当。「組織」としての天使軍団は彼らをトップとしている。厳格なる統括によって自由が守られるというプラトン的トップダウンの象徴。会社でいえば裁量権が大きい部長。
5. 力(りき)天使(ヴァーチューズ)…「奇蹟」「勇気」担当。英雄や善人に奇蹟をもたらす。この場合の奇蹟は、神や天使が何かをしてあげるのではなく、個人の頑張りを後押しする「幸運」とかに近い。強引に会社組織でいうならお客様センター。
6.能(のう)天使(パワーズ)…悪魔を駆逐する純粋な戦闘員。「正義」を担当。己の正義を振りかざす為に堕天使は元能天使が一番多いという。これは会社で いうバイヤーがメーカーと癒着したのに近い。
下位天使
7. 権(ごん)天使(プリンシバリティーズ)…「支配」を担当。国家元首や国や町などの社会組織の単位で見守る天使。ここまでがギリギリ人間界に関与して、国のリーダーなら面識を持てるかも。人間に「ひらめき」を与えたり、下位天使の管理も任される一番多忙な中間管理職の課長。
8.大天使(アークエンジェルズ)…「啓示」を担当。神の意思を人間に直接伝えるメッセンジャー。ミカエル等有名な天使もこの階級。組織でいうなら係長だが、チェーン店でいうなら店長。客はチェーン店に本社や社長の存在を知っているが、買い物の範囲では店長までしか知らないというのと酷似。
9.天使(エンジェルズ)…「守護」の社員。一人に一人の天使が担当。