主権(ドミニオンズ)が意味するものは、何ものにも隷属しない、自由な存在として高みを目指すということ。
大グレゴリウス教皇は、天使の役務を具体的に考えた。
ドミニオンズは下の者を従える管理職であり、神の命令の実行者で属性は風。
性格と働き
「自由」を担当する。
慈悲を担当する。
上級天使から神の命令を受け取り、その実現のために目下の天使達に仕事を言いつける。
「ドミニオン」という言葉には「統治」という意味もあり、天界を統制する天使といえる。
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はい、主天使(ドミニオンズ)に関する記述です。
既述の権天使(ごんてんし)プリンシバリティーズも、下級天使を命令するとありましたが、主天使を部長、権天使を課長と考えてください(笑)。
大天使のミカエルやラファエルは係長クラスですね(笑)。
悪魔と戦う能天使はバイヤー、もしくは渉外担当でしょうか?
奇蹟を与え、善人や英雄を見守る力天使はお客様サポートかな?
ここで主天使が中間天使で最も偉く、9段階の4番目なのか?を、考察しますと
「自由」
の一言に尽きます。
はい、西欧文化の象徴とも言える「自由」です(笑)。
私はこの、「統治により自由が実現される」って考えに賛同致します。
完全なる野放しの無法地帯が自由ではありません。
他者を侵略、侵害していい自由はありません。
厳格なる統治により自由は実現されます。
しかし、これも行き過ぎると、支配者階級の
「与えてやったる」
になるんですよね。
ベトナム戦争の時のアメリカの様な態度を、中世から続けたのかと思います。
「支配者階級の専横による自由」ってのは、プラトンらしい考えかと思います。
絶対王政によりフランス革命が起きたことと、教会の権力支配。
これはアカデミア(アカデミーの語源)という大学を創設し、知的エリートによる哲学的統治を標榜したプラトンと一致します。
しかし、西ヨーロッパは精神性の追究にばかり重きを置き、理数科学を疎かにした結果、十字軍で大敗します。
なお、学問に重点を置きながら女性の地位が低かったイスラムはプラトンの弟子のアリストテレスの教えを取り入れてます。
智恵を求める為には誰でも等しく接したソクラテスの教えは東方政教会(ロシア正教、ギリシャ正教)に引き継がれてます。
ソクラテス→共産主義
プラトン→植民地支配
アリストテレス→イスラム原理主義。
全てに闇はあります