「力」が意味するのは、雄々しく揺るぎない「勇気」を意味する。
ヴァーチューズ(力天使)は神の意志を実現する者で、物体的な諸事物を統括し、奇跡を行う。
ヴァーチューズ(力天使)は「地」を司り、奇蹟によって地上に恵みを与え、善のために戦うものに勇気を与える。
性格と働き
担当は「勇気」
実行し、活動する。
奇蹟を行う。
奇蹟によって恵みを与え、善の為に戦うものに勇気を与える。
****
はい、以上が文献に記されている部分です。
ヴァーチューズ(力天使)は私の作品に未登場です。
少し取り扱いに悩む天使ですね(笑)。
「勇気」「奇蹟」この辺りを考察したいと思います。
自作小説「サミアちゃんのご高説」を読んで頂けたらわかると思いますが、
「本当の魔法」「無尽蔵な奇蹟の危険性」
について書いた作品です。
あらゆる既存の作品にて
「ひとかけらの勇気が本当の魔法」
「本当の魔法は祈ること」
と、あります。
何かを改善する為に、決断して行動する大切さを神と天使は何よりも大切にしているということです。
過去の記述を振り返ってみましょう。
大天使は「導き」「お告げ」
権天使は「ひらめきを与える」
主天使は「奇蹟を行う」
これらの「有り難さ」がそのまま階級になっているのです。
「お告げ」のままに言うことを聞いてたら楽でしょう。
貴方がスポーツ選手だったとして、
「必ず試合に勝つ」
と啓示を受けたからと言って、明日から練習しなくて良いわけではありませんよね?
また「負ける」のお告げを受けても、それでも勝ちたいと思いますよね?
「ひらめき」とは勝てそうにない相手に打開策の糸口を見つけ、やるだけのことをやる大切さ。
「奇蹟」はベストを尽くして、ひらめきに従い、今まで以上の力で対抗したけどあと一押しが足りない時に、「追い風」がボールを運んでくれたら…。
「奇蹟は努力した者にだけ起こる」
ってやつです。
決して、神や天使が代わりに試合に出てあげることではないのです。
ドラえもんの道具を使用した顛末により、最初より酷い結果になったのび太君をイメージしてください。
大切なのは何の道具をどう使うか以上に、道具に頼らないのび太君になるのが一番で、やることやった時の「追い風」が力天使・ヴァーチューズの奇蹟だと私は思います。
一々、地上界に降りてこないからこその尊さを9つの階層が教えてます。続