
「萌えて学べる!!思想コレクション」
です。
リクエストにお応えして、今回はその中でも

「保守主義=コンサバイズム」
について語りたいです。
保守主義とは決して古臭いものにしがみつくことではありません。
新しい変化を嫌うことでもありません。
以下、本書より。
「長年続いてきたことは、それなりの意味や価値があり、それを我々の勝手な憶測だけで安易に変えるべきでない。」
「現実はそれなりに上手くいってるのだから、理念とか理想に駆られて簡単に変えたら、かえって害を引き起こす」。
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とあります。
伝統や慣習には残り続けた意味があります。
「ブーム」だけで長年の積み上げたモノを壊す理由はありません。
生き残った理由、選ばれた理由、勝ち残った理由を改めて検証した上での改善と改良には積極的に賛成するのが真の保守主義であります。
但し、ここで「選ばれる」を誤解してはいけません。
ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「世界精神」と混同してはいけません。
ヘーゲルは「歴史は常に正しい選択をする」と述べましたが、それは現在に生きる者が過去を語る時にこそ有効なのです。
有限な存在の人間が、これから取り組むことに「自分達は歴史に選ばれる」なんてのは思い上がりでしかありません。
「魚は海を認識しない」
という言葉を、今一度考えてください。
(だから私は自分を棚上げして客観的検証に終始するヘーゲルよりも、常に「自分」を情熱的にぶつけるキルケゴールが好きです。)
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以上、伝統や慣習なんて堅苦しいですが
「長年愛された定番品を好むもの。」
と考えてください(笑)。
グリコのポッキー、カルビーのポテトチップス、日清のカップヌードル。
これらの「レギュラー」を考えてください。
代わり映えしないかもしれませんが、「たしかな安定の味」がありませんか?
限定のいかがわしいのに手を出して後悔するより…ってやつですね(笑)。
「ホンマに美味しかったら、常時生産しとるわ!」
「関西風うどん味のポテトチップス?
んじゃ、普通にうどん食べるわ!」
って、感じです。
失礼しました。