天国のママへ。
若い頃のママをモチーフして書いた小説「包囲・磁石」の原稿を書き上げました。
雑誌社の販売戦略の都合上、ママの命日までに最終回を出版することは出来なかったけど、私が書き上げることには間に合わせたから、勘弁してね(笑)。
一番綺麗だった時のママが、お店のお姉さん達と撮った写真からイメージを膨らませて書き続けたよ。
パパはキャバ嬢だったママを馬鹿にしてたけど、綺麗だったママは私の、いいえ『ヘヴィノベリスト志磨子』の自慢だからね!(って親に面と向かっていいづらいね)
そう、山根友子はママがモデルだよー。
勿論、ママは友子みたいに整形はしてないけど、高校時代のまだ田舎臭くて地味だった時のママの昔の写真と昔話から物語を構成してみたの。
瑠璃子って別の名や、整形して巨乳になったのは私の細やかな仕返しかも(笑)。
だって、見事なくらい貧乳は遺伝しちゃったし、パパが付けた敦子って私の名前より、ママが付けたがってた「瑠璃子」だったら…ってついつい考えちゃうの(笑)。
時々ママが嬉しそう?に語ってくれた和夫さんは、もう完全に私の創作で原型なくてごめんなさい(涙)。
ママの学生時代の昔話から「田中和夫」=「狂犬カズ」をイメージしたものの、結局パパのイメージから抜け出せなかったみたい…。
これじゃプロ失格ね。
なんだかんだと「パパは絶対にこんな事しないけど、カズならもっと一生懸命に…。」って私の願望の化身ちゃん(笑)。
だって実際に調査取材した同級生の「和孝(かずたか)」さんは郵便局員さんになってたなんて、これじゃ小説になりませんから!
同じ「カズ」でも彼氏の一樹の方がよっぽどパパに似てるかね…。
無駄にモテるし、変に頭いいし、時々、私より女々しいし!
うん、真壁の家とは上手くやってるから安心して。
叔母様は「いつでもウチに来ていいよ」って言ってくれてるけど、真壁のお義母様とお義父様は本当に私を大切にしてくれてるから、ママは天国で安心して私を見守っててね。
貴女の娘、敦子より。
追伸 親友の南部ちゃんは見事にプロサッカー選手として活躍してます。
ストレスがピークの時、彼女を妬みそうになりました。踏みとどまれたのはママの想いが通じたからだよ。
いつもありがとう。
追伸2 あっ、彼氏の一樹にも一応イイトコあるんだよ。何と南部ちゃんの彼氏の一橋さんの先輩だったんだよー!
男って何で黙ってるのかなあ?