
先々代のローマ教皇のヨハネ・パウロ2世さん(在位1978~2005)の功績に依るものでは?と考えます。
まぁ、大多数の日本人はローマ教皇が「カトリックの」トップであって、アメリカやイギリス等のプロテスタントの国々と混同しがちかと思いますが(笑)。
ヨハネ・パウロ2世さんの功績は何といっても「異教徒理解」ですね。
1980年に日本人戦犯追悼のミサをローマ法王庁は行っております。
そして靖国参拝は慣行として問題ない旨の親書を送っています。
更に有名な所でガリレオ=ガリレイを無罪放免したことです(笑)。
当時、天動説が当たり前の時代にコペルニクスを信じ、地動説を唱えた為に宗教裁判で「有罪」となったガリレイの罪を取り消しています。
また、遺伝子治療等で行き過ぎた医療科学の発達に警鐘を鳴らしながらも倫理的に「理解」を示す度量の大きな人でした。
また、それより前は「宇宙開発が神の拠所を侵食するのでは?」との懸念にも「問題なし」との立場を見せました。
思えば飛躍的にテクノロジーが発達した時代に、いつまでも通り一遍の聖書解釈でOKなはずがありません。
ヨハネパウロ2世さんは、遥か昔に書かれた聖書に「未来」を探求したと思います。
次代のベネディクト16世さんは、存命中に引退されるという非常に珍しい選択をされましたね。
噂では
「先代が偉大過ぎた。」
「顔が怖すぎ」
「ツイッターやり過ぎ」
等と揶揄されてましたが、先代のヨハネパウロさんがポーランド人、ベネディクト16世さんがドイツ人なのも関係したのかな?と思ってしまいますね。

(先代ベネディクト16世さん)
そして現職の教皇であるフランチェスコ1世さん

さんはアルゼンチン人です。
ネット依存の現代人に向けて
「偉大なる神からの贈り物には間違いないが、やり過ぎはいけません」
とコメントしたそうです。
勿論ながら、聖書が書かれた時代にスペースシャトルも遺伝子組み換えもSNSもありませんが、人間の知恵と心理は常に信仰とともにあったことを忘れてはいけません。
(終わり)