我が師匠達1 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「国家は何でも出来る。
国家が国民に出来ないことは何もない。

犯罪者に仕立て上げることも、無尽蔵にお金を与えることも、一夜にして人気者にすることだって出来るのです。

国家が出来ないことは三つだけです。」

はい、もう20年も昔の我が恩師の社会の授業内容です。

皆様も一緒に考えてください。
国家が不可能な三つのことは何だと思いますか?
答えは最後の方で。

この問題を出したのは学年主任で世界史担当のおじいちゃん、米村先生(仮)でした。

米村先生は独自の言い回しで格言を作る名人でした。
「何を言ってるのかわからない」
と、生徒から不人気でしたが私は大好きな先生でした。
殆ど黒板を使わず、教科書に書いてないことを延々と喋るし、誰も当てないので、大半の生徒は睡魔との闘いだったそうです(笑)。

で、独演会のような授業でたまに名言が生まれます。
当時のクリントン大統領政権を批判し、

「アメリカはジャイアン、日本はスネ夫です。」

と言った言葉は今も鮮明に憶えています(笑)。

この言葉を知り合いに話すと、みんな

「なるほど」

と言ってくれます(笑)。

そして当時の私は「なるほど、確かにお金はドラえもんほど万能じゃない」と思いました。


で、問題の答えですが、国家が国民に出来ないこと。それは

1 男を女にすること

2 女を男にすること

3 死んだ人間生き返らせること

の三つです。

勿論、皆様異論はあるでしょう(笑)。

しかし、これに代わる三つはないし、この三つに疑いの余地はないですね。

戸籍を変えることは容易いし、外見を変えることは可能でしょう。しかし、生殖能力を備えた性別の変更は無理なのが今も変わらない事実ですね。

そして死んだ人間は生き返りません。
書類上で生きているように偽装は出来るかもしれませんが。

また米村先生は当時の私に不思議な予言をしました。

40人のクラスメートは殆ど「朝ご飯を食べない」か「朝はパンを食べる」が二分してました。
クラスで一人、私の家だけが朝から「ご飯と味噌汁」の家庭でした。

急にそんなことを聞いてきたかと思えば、米村先生は

「朝からお米を食する君のような家は、円満な家庭が続くでしょう。」

と語り出したのです。
間もなくして1993年の記録的冷夏で全国的に米不足が訪れ、我が家に限らずどの家庭からもお米が消えました。あるのはタイ米とブレンド米でした。