キルケゴールからの解答(再) | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

こんにちは。

昨日はたくさんの方からがご参加してくださり、嬉しい限りです。

では、早速解答です。

人生で最も失うのに他人はその事に無関心なもの。

それは

「自己自身」

です。

キルケゴールは著書

「死に至る病」

で「自己自身とは最もよく失う物なのに、世間に取っては無くしてることに無関心だ」

と述べています。

また、繰り返し

「自己自身になれ」

と強く訴えています。

「自分自身を獲得しない者が、成功、賞賛、尊敬を得、財産を残そうと、そんなものは死の際に絶対者(神様)の前では何も役に立たない」

と述べています。

長い人生の中で何度、怒りと悲しみに任せて自分を失うでしょうか?

どうか皆様、かけがえのない自己自身と向き合う事を大切に過ごしてくださいませ。

で、総評としますと、「機会」とはとても興味深い回答でした。
確かにその時チャンスだったかどうかは結果論的になるし、他人さえもそれがその人のチャンスかは断言出来ませんよね。
なるほどです。

「美貌」や「若さ」は確かにそうかもしれませんが、人は良くも悪くも貴女の美貌と若さに関心は高いと思います(笑)。
だからこそ、評価や評判とは関係ない美貌や若さの獲得が、自己自身の獲得になると思います。

そして「健康」も同じだと思います。他者は貴方の健康に無関心なはずありません。

「ネタ」を失うとは確かにあった者を無くしたならば、他者は意外と注目するでしょう。
「ネタが生まれない」ならばそうかもしれませんが。
「最も多く」に確かに該当するならば、それなりの生き方を選択する覚悟が必要ですね。

「明日」との回答も秀逸ですね。
明日は今日となり昨日となる。

確かに「自己自身」とは分岐していく中で、「これが私だ」というのを常にアップデートを繰り返すものかもしれません。

「信頼」は他者がその人が信頼を無くしてるのを知ってるか、それとも悪意なき無関心が続くかは難しいですね。
「あの人は信頼を無くしてる」
と認識してる時点で無関心ではないかもしれません。

無言で自分に無関心になり、知らずに信頼を失ってるのも恐怖ですね。
そうでないことを願うばかりです。


皆様、本当にありがとうございました。
私自身が多くを学ばせて頂きました。