続き・書籍紹介2 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

問題です。

「男の子は9対1、

女の子は4対6の割合で与えなければいけないものってな~んだ?」







答えは

母親と父親の愛情のバランスです。

はい、前回紹介させて頂けた岩月教授の本によると、

「男の子は9割が母親の愛情、残り1割が父親の愛情で育つが、女の子を育てるには父親の愛情が6割、母親の愛情が4割なのです。」

とあります。

それを踏まえてここからは私の見解です。

良くも悪くも

「母の愛」とは理不尽なものなのです。

非論理的で理屈抜きに自分の子だけを愛するから、子供は「愛する」ということを「お返し」出来るのです。

母の役目とは良くも悪くも「絶対」を教えることにあります。

そして父親の役目とは「規則を守ること」にあります。

規則を守るとは漠然としてますが、平たく言えば「社会との現実的な付き合い方」です。

男は大抵は競争社会や縦社会や体育系社会の「洗礼」を受けます。
そしてそこは「能力主義」と「結果主義」で強い者が支配するという単純明快である種の「理想社会」があります。そこで勝ち抜くには母のが伝える9割の「絶対」と父が教える1割の「社会との良い意味でのなぁなぁ」が重要になるのです。

思うにいわゆる「お受験ママ」なんかは息子の能力を短期的に伸ばすには非常に良い関係かもしれませんが、残り1割の父親の愛情不足が社会との歪みを生むのかもしれません。

また女の子に対して6割の社会性と4割の能力主義ってのも的を射てると思います。

派閥とか好き嫌いが優先されて、必ずしも「成果主義」にならないのも納得です。

私は親愛なるブロ友さんから「男性は所有原理、女性は関係性原理が優先する」と教えて頂きましたが、遥か昔に読んだ岩月先生の本が、改めて裏打ちされた様に感じました。

思うに私は女性の方が柔軟に「絶対や完璧はない」ということを受け止めていると思います。

それは単純に「現実主義」とかでなく、もっと根源的に人間の不完全性を深い所で理解している様にも思えます。

なお、この私の見解は男女の性差を助長するのが目的ではありません。
社会学とはあくまで「規則の強さ」を測定する学問で、心理学とはあくまで「情動の強さ」を測定する学問ですから。

そして何度も繰り返しますが、男性にも母性はあり、女性にも父性はあります。そして勿論、男性にも己の女性性と向き合う必要があり、女性にも男性性があります。