(その通りです。
私達8人は最早かけがえのない仲間です。
偽った自分達でいたくないです。)
(天界と人間界の往復ばっかりだと、たまに塞ぎがちになっちゃうけど、こんな素敵な妖怪や悪魔と一緒なら、下界に永住も悪くないわね♪)
(本当に…あのお方や熾天使もこの様な世界を知って見聞を広めるべきです。)
以上、高速念話終了。
「真樹さん、愛さん、どうかしたんですか?
やっぱり…人間界に順当に溶け込んでる真樹さんや愛さんには、私達は異形の集団ですよね…。」
「愛さん、真樹さん。
今日は参加してくれてありがとうございます!
二人はニンフなんですよね。
やっぱり…人間から可愛がられて愛される妖精と、人間から嫌われて疎まれる悪魔や妖怪とは違うのかな…?
でも、私達とはこれからも友達で居てください!」
「あぁ、そうだぜ、宇都宮さん、里見さん。人間界に戻ったらまた人間に化けて生活するそれぞれの暮らしがあるだろうし、それぞれの種族の掟やシキタリもあるだろうさ。
でも、ここは、この店はそんな垣根を無くした場所にこそ存在する。
なぁ、そうだよな?」
「あぁ、喫茶ロビンフッドには氏素性は関係ない!
今日の紅茶と人生を楽しむ場所さ!」
「あの、そのことなのですが…。」
「うん、私達実は…。」
「ねぇねぇ、改まってどうしたのー?
まさか実は二人とも彼氏持ちとかって無しだよー!
今度はデートしたいのに~」
「みんな、本当にありがとうです。
みなさんこそ、私達を受け入れてくれるですか?」
「愛さん、真樹さん、本当にどうしたの?私達友達じゃない!」
「沙代理さん、明日香さん…本当にありがとうです。
これが…私達の真の姿です。」

「慈悲天使ウリエル。人間界では女刑事の宇都宮真樹です。」

「守護天使ラファエルです。人間界ではナースの里見愛です。」
『て、天使~!?
しかも、あの超有名なアークエンジェルの二人!?』
「騙すつもりはなかったの。
みんなとのお喋りは楽しかったし、本当の友達だと思ってるからこそ、全てを打ち明けようと思ったの!」
「そうです。これからもずっと友達で居たいですから…。」
「スゲー俺達、天使と合コンしてたんだー!」