
は不満だった。
自分がダンプカー

であり、輸送兵であることに。
ビルドロン部隊は建築集団。

基地建設はお手のもの。

ビルドロン部隊は六人組。
ビルドロン部隊は六人で一人の巨人兵。

一人でも欠けることは許されない。
ロングハウルは心の中で言いました。
「俺は巨人兵デバスターの腰部分。
文字通り『要』だ。
俺がただのダンプカーなら、とっくの昔に逃げ出していたさ。」
スクラッパー

の様に芸術的デザイン担当でもなく、
グレン

のような計算担当と

緻密で繊細な頭脳労働でもない。
スカベンジャー(左)とボーンクラッシャー(右)

のような肉体労働でも、
ミックスマスター

の様に採掘された鉱物を混ぜ合わす特殊技術者でもない。
ダンプカーの俺はただ運ぶだけ。
時々嫌になるけど、お前らとだからやっていける。
ビルドロン部隊は建築集団

戦争という破壊行為の中で、今日も新たな基地に命を吹き込む
いつかの日か

「アイ」をこの手にする時まで。
(続く)