とある方がブログで紹介されてた話です。
その時は難解でしたが、昨日書店で同じ内容を扱った書籍を見つけ、なんとなく頭に入ったので自分なりに記事にしてみました。
ある政策に対して、国民の見解は、4つのタイプに分類される。
A層…知識ある賛成派
B層…無知な賛成派
C層…知識ある反対派
D層…無知な反対派
の4つに分かれるそうです。
重要な政策決定や選挙の時、政治家は誰にどのような話をするかが重要になるのは当然です。
そしてここが核心なのですが、政治家は自分達の考えを、B層だけをターゲットにして演説するのです。
それは何故か?
しっかりした論拠を持ち、積極的に賛成してくれるA層には、最初から語る必要ありません。
時間の無駄です。
また、ご立派な知識で反対に回るC層を相手にするのも無駄です。
物事には表裏一体あり、完全に白黒はつけられません。
一番大事なのは過半数の賛同を得ることと、自分自身の立場を明確にし、そのことに責任を取ることなのですから。
そして根拠なく、ただ反対だけを繰り返すD層も相手にしてはいけません。
彼らは聞く耳を持ちません。
よって政治家が相手にするのはB層のみです。
根拠なく賛同してくれてる彼らに、「根拠」を示すことが大事なのです。
はい、これでわかりましたね?
選挙演説なんてのは、元々の支持者に「逃げられない為に」にやっているのです(笑)。
どちらがより優れた政策だ、マニュフェストだとかは関係ないのです。
踊らされて迎合してる人をしっかり掴むかどうかなのです。
B層は元々は根拠なく賛同してる人ですから、離反する理由も難しい論拠を示す必要はないのです。
どうすればいいか?
はい、「スキャンダル」なんですね~(笑)。
掲げる法律とかを精査して、ライバル議員と弁論合戦するよりも、「お金と性と失言」に左右されるのもB層ならではなんです(笑)。
よって政局は低レベルな足の引っ張りあいになるのが理解出来ましたか?
ならば国民はどうすればいいか?
C層を目指すのです!
論拠を持ち、歴史、法、経済、社会に確固たる信念を持つことです。
一度反対の立場から、「疑う余地はない」と賛成してでのA層ならば問題はないということです。
「戦いたければ武器を持て」
は古今東西の普遍だと私は思います。