
「80年代特撮ヒーローの常識」
という本です。
センターにはメタルヒーローの元祖
「宇宙刑事ギャバン」
が陣取ります!
シャリバン、シャイダーと続き、アクション俳優さん、アクション女優さんがとても活躍した時代でした。
シャイダーの後のジャスピオンでは、悪の組織のボスの息子役、「マッドギャラン」を演じたのは、戦隊ヒーロー、「ゴーグルファイヴ」のゴーグルブラックだと知って、30年ぶりの驚きです!
そして宇宙刑事シリーズの後は
「世界忍者戦ジライヤ」が1988年にスタートします。

その世界観は、
「大昔、宇宙から日本に飛来した世紀の秘宝『パコ』を巡り、世界中の忍者とジライヤ及び悪の忍者組織とのバトルが始まる」ってのが概要です。
名前もルックスもユニークな世界忍者が登場します。「城忍フクロウ男爵(イギリス)」 「雷忍ワイルド(アメリカ)」「火忍チャンカンフー」など、今ならある団体からクレームが来そうです(笑)。
そして最も驚きの設定は、「大昔より秘宝パコを巡り争いが続き、封印を守る守護神として『磁雷神』を作った古代の賢人が居た。」
ってことです。

磁雷神はいわゆる特撮モノのロボのポジションに該当しますが、「操縦」ではなくジライヤとの「意識の連動」でその力を発揮します。
そして何と平和目的で全長20メートルの磁雷神を創造したのは何と
「聖徳太子」
なのです!
はい、今日買った本に頼らずとも、この設定は幼い私はっきり憶えてます!
確かにね、聖徳太子の「10人の話を一度に聞き分ける」って能力は語学が堪能ってことらしいし、大仏が出来た前後の時代だから、巨大ロボも作れるらしいのです(笑)。
しかし、海外からの驚異の為に帝が尽力したってのは当たってますけどね。蘇我氏が大友氏より優位に立ったことで「大和」の文化は大きく大陸の影響を受けましたからね。
ビジュアル、脚本、演技。
この手作り感が特撮ヒーローの魅力です(笑)。
なお、一年間の放送の中で磁雷神は六回しか登場しませんでした。