「日テレ・ドラえもん」
をご存知でしょうか?
はい、その名の通り、日本テレビが制作したドラえもんです。
これはあの大山のぶ代さんの朝日系ドラえもんより昔に作られたものです。
ますば論より証拠。
見てください。


何かねぇ…、残念感が半端ないです(涙)。
決して絵が下手な人の二次創作じゃありません(笑)。
朝日系のドラえもんが1979年からに対して、日テレドラえもんは1973年に半年だけ放送されたのでした。
何とドラちゃんの声優さんはバカボンパパの富田耕生さんだったのです!
しかも、後半の2クール目からは野沢雅子さんに交代しています!
もうね、とにかくグダグダなんです(笑)。
そもそも当時のドラえもんはまだ単行本も出てなかったし、低学年向け学習雑誌の短いページだけだったので、映像化しても尺が余るし、三年分の連載が1クールでほぼ使いきったほど、スタッフは苦心していました。
そしてアニメスタッフの主任が警察の御用になったり(涙)。
アニメスタッフは独自解釈でオリジナルの制作を続けて、登場回数の少なかったガチャ子


をレギュラーにして、ドタバタコメディの色合いを強くします。
この日テレドラえもんに関して、藤子先生からの注文はなかったと言いますが、後に藤子プロと藤子先生はガチャ子の存在を公式に抹消しています。
そして最終回は自転車に乗れないのび太君が、必死に練習して、乗れるようになった姿を、ドラちゃんが未来から見ているってのがラストです。
これは学習雑誌が低学年向けから高学年向けに移るときのラストです。
なお、てんとう虫コミック6巻の、「さよならドラえもん」(映画にもなった)は学習雑誌からコロコロに移る時の最終回だったはずです。
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漫画以上にアニメは色々な表現規制や、スポンサーや放送時間枠やら難しい問題を抱えてるみたいですね。
「ワンピース」で登場人物の一人が足を失うエピソードとか、最近亡くなられた加藤精三さんが声をされてた星一徹の職業とか…。
某ドラマとか、某作曲家とか難しい時代ですね。