お金の話 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

仮想通貨ビットコインの大手取引仲介会社「マウントゴックス」が突然全取引を停止


まずはクイズです。

「お金は○○があるから使用出来る」

○○に当てはまる漢字二文字を答えてください。
答えは最後で。
はい、上記ニュースをテレビで観た時、「やっぱり」って感想でしたね。

そもそも担保も無く、元本保証されてるわけでもないなら、会社がある日消えたら当然の結果ですよね。
「液晶画面」そのものには何の価値も無いのですから。

まぁ、海外の通貨事情がよほど劣悪なのでしょう。
かつて元サッカー日本代表の高原選手がアルゼンチンのボカジュニアーズを解雇されたのも、国家の金融破綻が原因でしたしね。

昔は「金」や「銀」そのものに価値があったので、国家や時の政権が崩壊しても、財産は財産であり続けましたね。
また、日本は石高と言って米の生産量がそのまま財産と年収に通じていた稀有な文化と歴史を持つ国です。

これは仮に幕府や政府が破綻したり、何らかの事情で流通がストップしても、「お米」として価値があります。
通貨の代わりで無くても「そのまま食べられる」ということが「担保」になっています。
金や銀は海外で共通の価値があるのが「担保」です。
しかし、お札はある日突然、紙キレになる可能性があります(笑)。

阪神淡路大震災の時に、手元の現金や通帳の残高を見ても、未来の信用にはなりましたが、その日の空腹は満たしてくれませんでした。(当たり前だ!)

思うに日本の借金が900兆だとか、GDPがいくらだと言っても、そのお金を見た者は一人もいません。
昔は封筒に入った給料を手渡しされてましたが、通帳に振り込まれた額そのものが全て一円単位で銀行にあるわけではありません。

何が言いたいかと言えば、通帳の残高は「データ」でしかないのです。
自分のデータが他人のデータに移り書き換えられて…。

つまり、現在の億や兆と言うお金は、その額分のお札を印刷してない分、昔より国家は同額のお金に対して、低コストになってるんですよね。
「未来の子供達に借金を~」
って言う人もいます。
しかし、国が借金しても破綻しないのは、日本国民一人一人の勤勉性や道徳心や技術が世界中から信用されてるから国家が国家であり続けてるんじゃないのかな?

素人の意見ですが、一連のビットコイン騒動は

「終わらないババ抜き」

をしていたということに気付くきっかけになることを願います。

クイズの答えは「信用」でした。