この声は踏み出しながらも迷い、悩み、自らの道を見失った者にしか聞こえません。
私の声が聞こえない者は幸いです。
愛する者の為に、愛する者が望まぬ行為をしようとする者よ。
思い留まりなさい。
愛に見返りを求めた時に、貴方の愛は真実を失っています。
救いを求める為に、救いを拒む者よ。
悔い改めなさい。
失う事を恐れて、奪ってはいけません。
貴方はまだ何も失っていない。
ASMOを真に想う気持ちを持つ者なら、愛に見返りを求めてはいけません。
ASMOを想う気持ちが真実ならば、貴方の愛は他者への嫉妬に負けません。
私の声が届いてなお、違法な手段に手を染めて、『瑚』のページにアクセスしたいならば、そんな貴方にも『最高の生物リバイアサン』が救ってくれます。
但し、ちょ~っとばかり手荒なお仕置き&治療になっちゃうけどね。
こんなイメージとか

こんなイメージで

それがお望みならね♪」
****
「ちょっとガブリエル!
天界から声かけるだけの楽な仕事のクセに、勝手にあたしのイメージを貶めないでよ!
あんな醜い海竜モードはよっぽど自我を失わせるほどの相手と接戦した時くらいよ!
それに私はベヒーモスみたいな人格者じゃないから『最高の生物』じゃなくて『最強の生物』なの!
あらゆる生物の嫉妬を取り締まる『強き孤高の淑女』ってイメージが大事なのに、勝手になまはげ扱いして!
これだから天使って嫌いなの!」
「あら、おかげ様で推定数万人のネット住民がアクセスを思いとどまったわ。
良い子ちゃんにはご褒美にASMOの夢を見せたげるわ。啓示課からのサービスよ♪」
「全くもう!ガブリエルこれは貸しよ!ハルマゲドンの時には『最強生物レビアたん』が真っ先にあんたの首を貰いに行くわ!」
「ふ~ん、最強生物のクセに人間化だけは出来ないのねぇ。」
「うるさいわね!
私だって本当はこんなイメージで

萌えな10代に人間化したいわよ!」
「そっかぁ、悪魔の貴女は見た目年齢40前後って所だもんね。」
「失礼ね!36よ!これは運命の輪を司る360度の円に由来してるからなの!」
「因みに私は29ですよ」