
大天使ガブリエルの方が膝を付いてるのは「神の子」への敬意、妊婦への敬意と言われてるが、なんのことはない。
「陣痛」だ。
この様にガブリエルの方がお腹を押さえてる絵もある。

「あ、あの武田さん(インモラル大魔王の人間名)、園児も居る前で、あまり突拍子もない物語は…。」
保母さんの最上先生が注意を促しますが、映写技師役のナイトメア将軍が…。
「突拍子もないかどうかは、生徒と園児が自分で決めることだと思いませんか?
ねぇ、大谷先生?」
「は、はい!
色んな話を先入観なく聞けるのは子供の特権やと思います。」
急に話をフラれて顔を真っ赤にする大谷先生。
真田さんたら、絶対わざとだわ!
あぁ、もう!こういう機転の早さはホントに悪魔ね!
でも、そんな貴方だから私は…。
「ねぇ、柳生のお姉ちゃん。
あの先生、将軍さまの何?」
「麗美ちゃんこそどうしたの?
う~ん、大谷先生はただの被害者だと思い…ます。」
「そう、私のライバルにもならないみたいね。よかった。」
うわぁ、聞こえてないフリしとこう。
何であの人は全方位から!
「続きを。
マリアはガブリエルの異常に気付いた。
そして彼女がとった行動は…。」
「マリアは最初から天使が視える人間だったのよ。
ねぇ、アイちゃん、西九条くん?」
「稀にそういう人は居るです。」
「マリアとガブリエルは入れ替わった。
ガブリエルが産んだ子はかの有名な神の子となった。
しかし、後にマリアも「聖母」から「マグダラの」マリアとなりユダを産んだ。

ダ・ヴィンチはマグダラのマリアがイエスの子を授かったことに触れていたが、実は「バンパイア」ユダの母だったのだ。
だから迫害されたのだ。
「バンパイアは銀の武器でダメージを受ける」は銀貨30枚で売った自責の念、あの宗教は自ら命を絶つことを禁じてるが、明確な理由はない。
それはユダが自害したから禁じているに過ぎない。
「どう、みんな?処女懐胎なんてお伽噺でしょ?」
と島さんが園児に聞く。
「かいたいってぶっ壊すことだよ。パパの仕事だもん。でも、しょじょって何?」
「そこの女教師だよ!」
麗美ちゃん、本当だけど言っちゃ駄目!