魔女っ子戦隊テッペキ!21 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「違うの!私達は別に…。」

あぁもう、絶対わざと私に恥ずかしい想いをさせて楽しんでるんだわ!

「まさか京子さん、あの無人島でやはり…。」

アイちゃんまで疑ってるし!

「違うのよアイちゃん!私とナイトメア将軍は…。」

「わかってるです。
アイアンガールズの条件は穢れなき乙女…。
京子さんは『禁忌』を破ってアイアンマテリアルの『闇』に堕ちてないのは明白です。
私はマキや他の女子中学生と違いますから、それまでの何を、ナニしようが京子さんと将軍のプライベートを…。」

「違うって言ってるでしょ!私は彼の(獲ってくれた)蛇を食べただけよ!」

「……。」

「……。」

「あのな、京子。
俺が言うことじゃないけど…。」

「……。」

「意味がわかってしまう自分に腹が立つです。」

「嘘、内藤さんて、みかけによらず…。」

「京子さん、私でもそれはまだ早いと思うよ。
ねぇ、あれってやっぱり途中で苦しくならない?」

「いやぁー!
誤解よー!」

一目散にその場から逃げる私。
振り向きもせずに逃げたつもりだけど、真田さんだけは追いかけてきた。

「困りますね、京子に学園を案内してもらわないと。」

あぁもう、よくもそんな何もなかったかのように!

「校外で山名さんと約束しといて良く言うわね!
どうせ私以外に目的があったから来たんでしょう?」

「わかりますか?
さすがですね。
部下の…、いえ、ここで活躍してる後輩に届け物を…。」

真田さんのその表情は真面目そのものだった。

「つまり先に潜入してる魔王軍に連絡取りたいのね。」

「早い話がそうです。」

よくもヌケヌケと。

「一人思い当たる人が居るわ。」

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「ありがとうございましたー!」

「柳生ちゃん、バスケ部はいいの?」

「いいんです、手が空いてる部員が相手してますから。
相良さんのお手伝いしてる方が楽しいです。」

「純の人気があんなに凄いなんてな。
おかげでクレープ屋は人手不足だぜ。」

「あの日のもう一人のバイトさんがアーティストの西九条さんだったなんて…。」

「あぁ、夢の為に頑張ってる奴さ。」

「相良さんはどうしてクレープ屋さんでバイトを?」

「…麗美が、妹が喜ぶ顔が見たくてな…。」

「…だからと言って自分を犠牲にし過ぎるなよ、優矢!
例のモノを持ってきた。
麗美ちゃんに全部あげたんだろ?」

京子さんと一人の男性が訪れました