テッペキ!ジャーニー 21 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

前半終了

北条学園1-0ベルリン大学

ハーフタイム

ベルリン大学ロッカールーム

『あの子はやっぱ凄いよ。』

『あぁ、昨日のもまぐれじゃなかったんだな…。』

『…。』

『何よ!大の男が揃ってもう諦めるの?まだ前半の1点じゃない?』

『やめろ、フレイア。やる気のない連中に言っても仕方ない。
やる気あるのは私達3人だけ。
3人じゃ試合が出来ないと相手チームに試合放棄してくるよ…。』

『待ってよイザベラ!』


『私、三人でも試合するよ。私、負けない。勝ち続ければ弟、学校通わせれる。』

『ロロ…。』

『お願い、みんな力を貸して。勝ち負けとかじゃないの。
私、瑞穂といい試合がしたいの。
プロとか、契約とか関係なくサッカーを楽しみたいの。
貴方達のゲルマン魂はどうしたの?
状況が悪い時にこそ力を発揮するドイツ人じゃなかったの?』

『ここまで日本人や外国のお嬢ちゃん達にコケにされて引き下がったんじゃ…クビになったダイヤーとボウヤーと同列になっちまうなぁ、みんな!』

『おう、後半45分、ゲルマン魂見せてやろうぜ!』


北条学園ロッカールーム

「フレイア、イザベラのコンビを封じて0に抑えたのは上出来だ!
南部ちゃんだけでなく、中盤の大友、佐竹も良くやった。

後半は当初の作戦通り点を取りに行くぞ!
片倉!」

「うん、待ちくたびれよ…。準備は出来てるよ。」

真田先輩を中心としたミーティングでは、後半の頭から片倉先輩を投入するそうです。
先制しても守りに入らない真田先輩の采配はさすがですが…それよりも高坂先輩と片倉先輩が試合中にあんなことしたのに一切触れない所が凄すぎるんですけど!

これって普通のことなの?
私がゴール奪ったら優矢くんにしてもいいの?
優矢くんが点取ったら私にしてくれるの?
疑問だらけなんですけど…??


後半開始

『ミズホ、点を奪いに来ないのか?』

開始直後からセンターサークルで激しくボールを取り合うフレイアさんと高坂先輩。
レベルが高過ぎて見てるだけで息が詰まります。

「攻撃のタレントは充実してるんでな。
今日の私は中盤の底で司令塔に専念する。」

「フレイア、無理するな。1vs1にこだわるな。」

フォローに来たイザベラさんにパスを出そうとした所を佐竹先輩が奪いました!
すがさず高坂先輩にパスが渡り、高坂先輩は一気に前線にロングパス!

「武田、片倉、走れ!」