テッペキ!かるてっと 23 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

ええと、とにかく私のせいで南部先輩に男子も居る前で恥ずかしい思いをさせたんだから謝らないと…。

「南部先輩ごめんなさい、私のせいでヴァー○ンをカミングアウトさせてしまって!」

「怒ってませんから、君はもう喋るなー!」

あっ、泣いてた南部先輩が号泣に変わりました…。
これも多分私の責任です(涙)。

「…南部…、お前の気持ちは良くわかるぞ!
気にするな…、女の価値は経験とかそんなのじゃない…。
お前とは何か通じるモノを感じる…。親友になれそうだ…。
特にそのペタンコな胸には共感するぞ…。」

高坂先輩は多分、私以上に余計な事言ったと思います。
私と同じく悪気はないと思いますが。

「え~、南部さんって、元・剣道少女だから胸にサラシ巻いてわざと小さく見せてたんじゃないんですかぁ~?」

「理恵、爆乳のあんたが言ったら嫌味よ!」

山名先輩には少し悪気があったと思います。
少なくとも私にはそう見えたのですが(笑)。

「そんな話は漫画やアニメの人物だけです!
私はこれが自前の大きさです!」

「………。」

「………。」

「ウワァ~ン!」

また泣いた!

「南部さんていじめがいがあるね~(笑)。」

「うん、真剣に切り返すから、悪のりしたらキリがないよねぇ(笑)。」

私が原因ですから先輩を止めれないです。

「うぅ、皆様酷いです…。私が一体何をしたと言うのですか?グスン…。」

「何もしなかったからよ!」

エスカレートする女子同士によるセクハラを制止したのは三好先生の言葉だった。

「南部さん、貴女は自分の気持ちを押し殺して、一橋くんの為に『自分はメイドで終わろう』って恋心を封印しようとしてるみたいね?」

「その通りです。
私と蒼磨様は身分違いであります。
私なんか…。」

「彩くん、僕は何度も君に告白してるじゃないか!
僕はあの女よりも君を選びたいと!」

「え~?南部先輩の方が断り続けてるんですか?以外…。」

「三年同棲してて何も許してくれないって、どんな拷問だよ!」

男子のやっかみが一転、恐怖のおののきになりました。
それくらいはわかります。

「一橋くんの為に、家の為に。それは彼と家のせいにしてきたってことじゃない?」

「違います…、私は決して…。」

「南部さん、始まってない恋を終わらせることは出来ないの。
初恋なら、なおさらね」

「三好先生…。」

「さぁ、病院行ったら打ち上げよ!」