ソイトゲ12~運命は関係なく展開する | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「貴様、どうゆうつもりだ。」
勢いに任せて男を殴ろうとしたが、
「おっと、私に手を出せば彼女は戻りませんよ。取引をしようじゃありませんか。」

言う通りだ。今は下薗さんの安全が第一だ。
ちくしょう、日常なんて簡単に壊される!関係ない下薗さんにまで被害が…。

イヤ今はとにかく現状への対処だ。
僕に何が出来る?
奴らは裏の世界の人間。ただの会社員の僕に出来るのは…。
そうか、裏には裏だ。取りあえず出来るのはそれしかない。
僕はとにかく指定の場所に行く。
あとはあいつ頼みだ。
「言われた通りに来たぞ。
さぁ彼女を離せ。」
サングラスの男二人が下薗さんを縛ってた。そしてあの男も居た。彼女は僕を見つけて騒ぎだした。
「ちょっと桂木くん、これ何の冗談?午後の仕事サボっちゃったじゃない。」

「元気そうで安心しました。もう少しだけ待って下さい。
さぁ彼女を離せ。新薬のデータの入ったディスクがある。君が発表して儲ければいい。」
ここまでがミシェルの指示だ。ディスクが偽でも揺さぶりにはなるそうだ。
「わかった。交換だ。」
え~とこの先は聞いてないぞ。渡していいのか?何かどっち選んでも危険な気が…。
取りあえずディスクを渡した。
奴らも下薗さんを返した途端に銃を構えた。
はい、やっぱりその黄金パターンですね。
その時、
「ズキューン」
銃声が響き奴らの銃が弾かれる。
次に奴らのサングラス、ベルトを破壊する。
「狙撃されてるぞ。逃げろ。」
事態は一瞬で解決した。
「どうやら間に合ったみたいだな。高い始末屋を頼んだんだ。感謝しろよ。」
彼も現場に着いた。全てはミシェル頼みだった。まさかこんな強引な策に出るとは思わなかったが、今回は彼の財力に感謝してる。
「君自身が現場に来るとは思わなかったよ。」

「御子神くんの狙撃が失敗したらオレが身代わりになるつもりだった。責任は取る。」
「御子神です。下薗さんですね。無事で良かったです。」
何か…。この殺し屋さん私情で働いてません?
「そっか、桂木くんにそっくりのヤクザの彼と人違いしてたのか。こりゃ間違うわな。あっ、御子神さん、下薗です。ありがと、ヨロシクね。」
けっこう大物?動じない彼女でした。
(終)
「終りじゃないですぅ。朝の出勤前に、何を話したんですか?奴らが恋人同士だと誤解する様なケイさんが悪いんですぅ。僕というモノがありながら非道ですぅ。あ~ん。」
意外に嫉妬深いありすでした。