再掲載:彼に抱いた偶像、彼が抱いた虚像 9 名言 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「若き義勇兵は古参兵となった。」

ドイツ第16連隊の伝令兵8名のうち7名が亡くなり、生き延びたのがアドルフ一人となった時に彼が言った言葉です。

アドルフが持ち合わせていたのは

運と愛国心と画材だけでした。

全てにおいて選んだのでは無く「消去法的に選ばれた」ことがアドルフの人生そのものかもしれません。

「ヒンデンブルクに敬意を、ナチスに票を」

ヒトラーが初めて大統領選挙に出た時、現職のヒンデンブルクに敗れています。
その時に講じた彼の選挙演説の名文句がこれです。

つまり「国民の皆様、現職大統領には敬意を払って、引退の道を進んでいただきましょう、そしてナチスに投票して下さい。」
と言う意味です。

敵対候補を露骨に攻撃しないスタンスに、アドルフの無欲さと狡猾さが良く表れてると思います。
真意がどうあれ、誹謗中傷合戦が当たり前になってる現代に見習ってほしいと思いました。

そして最後に今読んでる本を購入するきっかけとなった台詞を。

「本を大量に読んでいる輩がいるが、彼らは『本をよく読んでいる』とは言えない。
大量に知識を所有してても、彼らには取り入れた知識を系統立てて記憶に留める能力がないのだ。
書物の中から自分にとって価値あるものと無価値なものを選別する技術が彼らには欠けている。
一つのものを永遠に記憶し、その他のものには目を向けることさえしないでおく技術が彼らには欠けている。」
by アドルフ・ヒトラー

私が小学生時代に感じていた「少年哲学者」から見た教師像とあまりに酷似していたので驚きです。
(過去ログ参照)
私は小学生当時

「読み書きは母から教わった。
知識は本屋からお金で買った。
教師が教えてくれたのは『要らない本は買うな』と言う程度だ。」
by(12才当時の)SPA-k

まぁ、実際に私とアドルフが似ている所は性別と身長くらいですけど(笑)。

明日からキルケゴールの恋愛観が続きますので宜しくお願いします。

初出 20120810