いただきます | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

高潔な精神で生きていたいと幼少の頃から考えていたわたくしですが、とかく食べることには貪欲で俗人以下です。

清らかに生きたいと僧侶になりたいと思ったこともありました。
しかし、どんな高潔な人間も食べると言うことを避けて通れないんだと悟ると、突然、俗人でいいやと思うようになりました(笑)。

きっとキリスト教では「原罪」と言うのでしょうか?
命を奪って生きていくと言う避けられない罪。

どんなに清らかに生きても生き物の命を奪って生きて行くことに変わりない、

「いただきますは命をいただくと言うこと。」
この言葉は何度も私を支えました。

本当に苦しい時、自分の苦しみさえも生命の犠牲に成り立っていると考えると、自然と力が湧き、傷つけても奪ってでも生きて行こうと思えるのです。

悲しみにくれる人も心優しい人も、今日の食事で命を繋いでいるのです。