「ソフィーの世界」と言う本は世界中で親しまれている「哲学ファンタジー」です。
そしてその物語のはじまりが
「あなたは誰?」
からはじまります。
「わたし」は誰なのか?
それが分かったら苦労はしないですよね(笑)。
そうです。これこそ人生最大の謎にして最初の謎であり、最後の謎。
「あなたは誰ですか?」
きっと大勢の方が名を名乗るでしょう。
名前は親から与えられる最初の贈り物であり、最大の呪いでもあります。
あなたが例え違った名前で呼ばれたとしても、あなたはあなたである事に変わりありません。
しかし、いつしかその名前があなたを支配する時が来る。
その名前「ならだからこそ」の体験は誰にでもあるはずです。
それこそが名前による呪いです。
そうです。
「あなたは誰ですか?」
と聞かれて、名前を名乗っても、
「あなた」は「名前」ではありません。
「あなは○○と言う名前ですか?」
と聞かれたら、
「違います」
と誰しも即答するだろう。
「じゃあ誰?」
そこで過去の記憶とにらめっこ。
ほら、
「あなたでしかない あなた」を緊急リサーチ!
過去を語る?
趣味?特技?
家族?
職業?
いいえ、それはただあなたを「外側」から縛ってる「何か」
もっと内側からの答えを聞きたいの!
さあ!
「あなたは誰?」
「誰だっていいだろ?」
「お前こそだれだ?」
「わたしはわたしだ!それ以下でもそれ以上でもない。」
うん、皆様優秀。
拍手喝采。
これにて哲学の門扉は大きく口を開けたよ。
「それが分かったら苦労はしない。」
そう、これが哲学です。
今夜もお付き合いありがとうございました。
明日は「世界はどこから来た」をやります。