商人の1m×2mの長方形の絨毯は大人気で遂に王宮からお呼びがかかるほどでした。

王宮に付いて王様に気に入ってもらう為に最高級の絨毯を持っていきました。
しかし、現物を見て王様は激怒したのでした。
「なんだ?!この長細い絨毯は!
余は真四角が好きなのじゃ!」
商人「わかりました。それでは二枚を重ねて2m×2mの正方形をご用意致します。」
王様「ならぬ。この長細い絨毯をそのまま真四角の絨毯に作り直してみよ!
期限は3日じゃ」
商人は困りました。
仕立て用の尺は1m単位でしかなく、長方形を正方形にするにはどうしても半端な数が出てしまいます。
1m×1mも、2m×2mも駄目。
綺麗な2平方mの正方形を作るには縦を削り、横を延ばすと言う、地道で気の遠くなる作業が3日続きました。

作業が終わり、綺麗な正方形が出来ると
縦と横均等に1.41421356mとギリギリまで細かく、半端な数字になりました。
王宮に持って行くと大変気に入ってもらい、
なんと息子がいなくて姫しかいない王様は
その絨毯商人を婿養子に取るのでした。
商人と姫は仲良く結婚し、絨毯販売はペルシャ王宮直営となり、国家規模の事業となりました。
そして商人は王子となり王様から名誉ある「ルート二世」の名前を頂いたのでした。
めでたし、めでたし。
以上、√2の、平方根のフィクションでした。
追記・4、9、16、25、36、49、64、81、100の関係を皆様もうわかりましたよね?これが√です。
最後に興味ある人にこの画像を
