タロットが出来ても | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

4年前位はタロット占いにのめり込んでいました。

今でも一番簡単な「ソード10」なら出来ます。

しかし、一応やって見た結果、結論は
「未来はわからない」です(笑)。

でもタロットの魅力は、術者の能力に左右されることです。
タロット占いの最重要ポイントは
「術者が引き当てたカード をどのように解釈するか」
です。
例えば
最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦-ファイル0086.jpg
写真は「愚か者(フール)」のカードです。

タロットの奥深い所は「愚か者」が出たからと言って、ただその意味だけで無くて、それぞれ22枚(絵札のみ使用時)にポジティブ、ネガティブな意味合いが沢山含まれている所です。
「愚か者」には「始まり」「無垢」「無知」「愚か者」等の意味があります。

身軽な旅人は荷物も少ない。
そして出会う人から素直に知識を吸収するが
自分が崖にいることさえ、わからない愚か者でもある。

って一枚のカードにこんだけ意味があるのに、「ソード10」なら10枚分の意味を流れに沿ってリーディング(ストーリー作り)をしないといけないから大変です。

つまり占い師も「未来の欠片」を拾い集めるだけで
それがどういう意味かは自身の能力次第なのです。

よく占い師が抽象的に「満月の夜に北北東へ~」
とか言ってますが(笑)あれは断片的な未来をリーディングせずに只の喋ってるだけですね。

占いの舘でローブを着て、水晶玉や蝋燭で雰囲気出すのも、あれは
「はずれた時の保険」です。
客に「どうせ占いだから」と思わせる為です。

弁護士や税理士がスーツ着て、私の相談をタロットで受けたら殴ります(笑)。

そしてタロット占い師の術者としてのもう一つの重要な能力は「カードを引き当てる能力」です。
何と訓練すれば朝と夜で同じカードが引けるのです。
朝は「今日はどんな1日になるか?」が
夜に「どんな1日だったか?」で全く同じカードが出て過去と未来の整合性が取れるのです。
また「自分を占う」のは危険です。
別に「死がわかる」とか「金持ちになる」では無くて
タロットの修行をして自分の未来を占えば、
「タロットの修行してる自分の明日」
が出るだけで、修行が為に理想の自分と乖離するのです。

大切なのは未完ながらも努力した力を大切な人の為に使うことですね。
あっ、これは占いに限りませんでした。
最後に大切な誰かを占う時は向かい合うより隣り合わせがいいよ