
「強き者は進化しない」
の例えに使われるサメさん(写真)です。
ジョーズくんの方が親しみあるけどホオジロザメ限定ですからね。写真は何サメかな?
そう何億年も海の王者であるサメは、同時に何億年も同じ姿のままなのです。
それだけ進化する必要なく、完成されていると言えるでしょう。
しかし、浅瀬では呼吸できないし、止まったら死にます(笑)。
他人の弱点だけにはあざとい人間社会ではサメさんは生き残れるのかな?
イタリアとかの個人尊重主義ならまだしも、
日本の様な平均化製造システムでは無理でしょう。
では「弱き者のみ進化が許される」
なら弱さとは何か?
弱さとは「自分を知ること」だと思います。

漫画ジョジョの敵役ディオは従者に問います
「人生とは何だ?」
従者のエンヤ婆は言います
「欲する物を手に入れる。ただそれだけのことです。」
ディオ「だが手に入らない時は、挫折や嫉妬を感じ、そのことにより恐怖を感じるだろう。
私は人生とは恐怖を無くすことと考える」
とディオは言いました。
ディオは最強の吸血鬼にして自らの進化を認めました。そこがサメとの違いです。
裏返せばサメは何億年も弱点を放置してきましたから。
さて、ここでなぞなぞです。
「人間の進化に必要 だけど『人間社会』に不必要な物ってな~んだ?」
答えは表題の「マイナス思考」です。
脳科学に於いてマイナス思考とは、「動物的警戒心」なのです。
「かもしれない」「もしかして」と思う予知、予見は(特に弱き)動物の本能なのです。
しかし、問題は現代社会に於いてマイナス思考から生じる必然的行動は許されないのです。
即ち、「逃げること」と「戦うこと」です。
警戒し、恐怖するからこそ、小動物ほど逃げて、戦うのです。
しかし、現代社会では社会罰、刑事罰の対象となります。
これが作られた社会の正体です。
もうお分かりですね?
私達は組織の中で敵をでっち上げられ、自分達は弱き者と教え込まれ、「闘争と逃走の自由を奪われた獣」なのです。
集団に頼らず戦うべきと戦い、恐るるべき身の程を知ることが出来るもの…。
これが真の自力本願です。 それは次回に…。