善=天国か? | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

世界最古の宗教は古代ペルシアのゾロアスター教と言われています。
紀元前1400年頃預言者ゾロアスターにより創出されたと言われます。
そして紀元前594年に現在のイランに位置するアケネメス朝ペルシア帝国の国教となりました。

教義の特徴は善と悪を二元的にとらえたところです。
「光の神と闇の神は常に闘い、信者は自ら神を選ぶべし。
ただし、世界が終わる時には必ず光が闇を滅ぼす」
と言う単純ながらも色褪せない、宗教の原点とも言うべき教義です。

この教義はやがて他の宗教の
天国と地獄
天使と悪魔
善と悪
の二極化的教義に大きな影響を与えました。
そして実生活においても
労働と休息
有罪と無罪
知恵と無知
等の分類にも影響したと考えます。

しかし私は「善なる者の行き先が天国とは限らない」と考えます。

何故なら「天使は完全なる善である為不完全な人間とは相容れない」
と言う言葉を私は信じるからです。

もしもキリスト教に於いての「精霊」と「天使」が同一ならば天使は万物に宿る八百万(やおよろず)の神と同一で、自然崇拝を認めるなら精霊は善でも無ければ、悪でもない。
また、精霊そのものが「神」ならば「唯一神の存在否定」と言うパラドックスが起きてしまう。

合理的な私の考えは
「天使は個人的に人間が嫌いで唯の使命感で人間に「善」を伝道している。」です。

まあ唯一神(ゆいいつしん)を偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)しない範囲内での定義ですが。
では明日は遂に「神そのもの」を定義したいですね