☆『じいじ、と、ばあば』☆
この言葉を聴くと昔話しを思い出しますが

目の前で言われていた人は、70歳過ぎの人です。

各家で呼び名は違いますが、孫が産まれると新しい呼び名で呼ばれることになります。

私は姑に、『息子やお嫁さんに孫が産まれたからと言っておばあさんと呼ばれたくない‼️』と

我が家に長男が産まれ時に言い渡されました。

私たちからすれば母ですから、なるほどな~と了解して

私が義母に話しかけるときは『お母さん』と呼ぶことに決めました。孫がらみの時はおばあちゃんと言うときもあります。

歴史は繰り返されて

我が家のむすことお嫁さんからは

『お父さん、お母さん』です。

使い分けてくれていると言うことですね。

先日カウンセリングをしていたときにご両親に対して『ばあば』『じいじ』とお孫さんが居ない席で言われたので


『申し訳ありませんが違和感があります』と申し上げました。

ご両親の尊厳を守ることは、自分を守ることにも繋がります。

人間はなんて呼ばれるかで行動が変わると私は思っています。

年を取れば出来ないことや、忘れることもあるかもしれませんがそれは

ある意味進化なのです。

若いときのご両親とは違って当たり前なのです。

『お母さん』と話しかけると、シャキッとした態度で接してくださることもあります。

私ももうすぐ70歳ですから、ばあばなんていわれたなら身震いが致します。もちろん孫がおばあちゃんと呼んでくれるのは嬉しいですが(笑)

成長したお子さま方に、幼児語をそのまま孫たちに使わせるのも教育上は・・です。

案外と最近多いのはお名前で呼んでいるご家族が多いです。そんなかたがたは外で活動されている方ですね~。

お客様に『あなたにとってはじいじ、ばあばではないのでは有りませんか?』と問題定義を投げ掛けてお別れして

後程感想を頂いた中に

とても気付きが多かったとありました。間違っていると申し上げたのではありません。

今後、老いていくご両親に子供として出来ることを出来るだけしてくださったら善いなと思ったのでした。

こんなことをカウンセリングで言うときに、自分が出来ていないで

理想論や常識を当てはめた発言では、直ぐに自分に還ってきます。私も義母から言って頂き

受け入れて実践をしてきたことだから皆様に提案できます。

と言うことは、自分を律して生きた者しか言えないことなのです。たくさんの痛みや反省修正をしての今です。

夫が若いときに教えてくれたことですが

『お年をとった方からは、何かしら学ぶことがある』その言葉を常に噛み締めて居ります。

もちろん私たちも噛めば噛むほど味のある人間を目指したいなと思っております。