経済1 ライブドア事件の教訓
---Words of Today---
「私は天体の動きは計算できるのだが、人間の狂気ばかりは測りきれなかった。」
byアイザック・ニュートン(南海バブルで多額の損害を被ったあとで)
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記事はEconomist.com : Saving it from shadowsから。
Japanese firms really are cleaner, more determined and more focused. But they need better regulation
ワイドショーからフェードアウトしつつあるけど、Economist的には難易度:低
記事にリンクする方法がわからん。。
要約
「堀江に関する一連の事件で、日本経済は一時的な停滞を余儀なくされたが、
再び堅調な兆しを見せている。今回の事件はかつての南海バブルを彷彿させる。
堀江の知名度の上昇に、会社の内実がついていってなかったのが問題だが、
堀江錬金術の新手法にもついていけなかった司法にも問題がある。
堀江ショックによって、日本の企業化や意識の高い経営者が出てきて、
日本経済に新たな風を吹き込むことに変わりはない。
日本がここ20年もの間でしてきたことは、
不透明な法によって官僚と企業との癒着から、
法律の解釈と運用の明確化による健全を図ろうという転換であった。
日本は新たなムード、司法の明確化を求めることになる。」
英語の要約って、東京大学の入試問題でも使われるくらい大切なもの。
その要約力が大学受験期より完全に衰えてる・・・。なんじゃこの要約は!
重要なポイントや、話の流れ(接続詞など)をつかめているかが勝負。
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それはさておき、南海バブルとは、「南海会社」を作った男が、魅力的なビジネスプランで
巨額の投資を受けたが、実は利益のないペーパーカンパニーだった、という事件で
世界で始めて会計監査報告書を作ることのきっかけともなった事件です。
歴史は繰り返す、とはまさにこのこと。特にバブルに関しては繰り返し続ける気がしてならない。
どーなのよ、日本経済!
---Vocaburary Check---
chimera : A impossible idea ←怪物キメラ、って意味以外にこんな意味があったとは!
murky :暗い、陰気な ←日本のことを表現するのに使われてます・・・。
南海バブルはこの本にも書いてありますね。
ずばり株式投資について書かれた名著でしょう。しかも面白い!!
- バートン マルキール, Burton G. Malkiel, 井手 正介
- ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理