むかしむかし
昔々・・・Steely Dan というアーティストがいた。どれくらい昔かというと、1969年にその歴史を刻みだしたわけだから、30年以上も前にさかのぼる。もちろん自分の生まれる前。その後Steely Dan は紆余曲折を経て活動したわけだけれど、そんな昔々のアーティストの曲を僕はお気に入りとして今聴いてる。
さてSteely Dan。その中でも
- Steely Dan
- Aja
は名盤中の名盤。この頃には曲ごとに有名スタジオ・ミュージシャンを使い分ける世界一贅沢なアルバム作りを行うバンドになっていたと言われてる。ジャンルはジャズ・フュージョンとか言われてて、当時としては真新しいものだったに違いない。
その中でもお気に入りは Deason Blues。
They got a name for the winners in the world
I want a name when I lose
They call Alabama the Crimson Tide
Call me Deacon Blues
(c 1977 ABC/Dunhill Music, Inc. BMI)
世界じゃ名声を持つやつが勝者とされてるけど、
俺は敗者になったときこそ呼び名がほしい。
アラバマとかクリムゾンタイド(フットボールチームの強豪)とかあるけど
俺のことはごまかしのブルースとでも呼んでくれ
自分で作ってはみたもののお粗末な訳だ…。
それはさておき、この歌では一人の男の生き様が語られている。それにはSteely Danの
「当時としてはまだ浸透していなかった自分たちの音楽スタイル
が世間で受け入れられなくても、俺たちは好きなようにやる。たとえ名声なんか失ったとしても、
そのときはごまかしのブルースとでも呼んでくれ」
みたいな生き様も表れてる気がする。それがまたメロディとよく合ってて…。
Beatiful!!の一言に尽きます。
---Words of Today---
「我らの最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れる毎に起きあがることにある。」
byゴールドスミス