三硫化四リン、五硫化二リン、七硫化四リン、硫黄、赤リン、鉄粉、アルミニウム粉、亜鉛粉、マグネシウム


性状



鉄粉は酸に溶解し水素を発生するが、水と反応しても水素を発生しないので注意。


比重、融点、指定数量


品名 形状 比重 融点 指定数量
三硫化四リン 2.03 172.5 100kg
五硫化二リン 2.09 290.2
七硫化四リン 2.19 310
赤リン 2.1~2.3 600
硫黄 1.8 115
鉄粉 7.9 1535 500kg
アルミニウム粉 2.7 660 100kg
亜鉛粉 7.1 419.5
マグネシウム 1.7 649

鉄粉の指定数量は500kg、引火性固体が1,000kg、その他は100kgである。

ラッカーパテは比重が1.4、発火点が480℃程度で、燃焼範囲が1.3~7.0vol%程度。



比重は2前後のものが多い。

マグネシウム、アルミニウムは、比重が4より低い軽金属であり、亜鉛、鉄は比重が5より高い重金属である。



三硫化リンの融点は173℃程度と硫黄より高いが、100℃で発火するので注意。

五硫化リンは融点と発火点が同じくらい。

赤リンの発火点は第3類で同素体である黄リンの50℃に対し260℃と安定しており、また、約400℃で昇華する性質を持っている。

尚、融点の600℃はそれを上回っており、黄リンの44℃よりかなり高い。

乙4類学習者も一応調べておくと有利かも知れない。



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