4月2日、この日は晴れました。
しかし、南側のベランダに出てみると星は見えません。
ベランダの屋根の雨樋のあたりにスピカがぼんやり見えていました。
何年か前は、カラス座の2等星がなんとか見えていたと思うんですが、今はまったく見えません。
ためしに双眼鏡で見たらありました。
もう、ベランダからの撮影はだめかもしれないと思いました。
さそり座の2等星のドシュッバが見えたらまだいけそうなんですけど、
アンタレスが上ってくるのを待ちました。
ドシュッバはアンタレスの右斜め上の方にあります。
アンタレスさえも場所を特定しないと見落とすくらいぼんやりとしています。
そのくらい街は明るくなってきたんでしょうか。
ドシュッバが見えました。
さっそく、ベランダに赤道儀を出しました。
天体撮影の準備です。
天体撮影は、4ヵ月ぶりでしょうか、
やたら、準備にもたつきました。
ツースターアライメント(基準星の導入)はアンタレスとドシュッバ。
ポーラーアライメント(極軸合わせ)はアンタレスを使いました。
でも、1度目は失敗しました。
どうも緯度がかけ離れているようでした。
このままやると当然、星は流れます。
私の場合、ポーラーアライメントは、実は、よく失敗します。
案外、慣れが必要です。
コツもあるかもしませんが、まだ奥義は取得していません。
できるまでやり直します。
できることなら北極星で極軸合わせをやりたいのですけどね。
北極星はベランダの横から身体を乗り出して覗き込むと見えているのですが
極軸合わせは、全然、無理ですね。
最初っから、セットポジション、電源の入れなおしからやり直しです。
今度のポーラーアライメントは、なんとか緯度がそれっぽいので今度はいけそうです。
PHD Guiding(オートガイド)のキャリブレーションは大丈夫そうです。
オートガイドは大丈夫そうです。
もう、3時を過ぎ、
へび座のわし星雲を撮るときは4時を過ぎていました。
その1.
M16 わし星雲
その2.
ちょっぴりアップ
その3.
創造の柱
星図
オートガイド
PHD Guiding
赤線が赤緯、青線が赤経です。
オートガイドは、うまくいっているようです。
★撮影情報
天体望遠鏡 ASTRO-TECH AT65EDQ(口径65mm、焦点距離420mm、F6.5)
赤道儀 CELESTRON ADVANCED-VX
オートガイド 誠報社 GS-60S
+ StarlightXpress Lodestar + PHD Guiding
カメラ FUJIFILM X-A1 + IDAS LPS-D1(光害カットフィルター)
ISO 1600
露出時間 6分×6枚
2022年4月3日4時過ぎ
自宅南側ベランダにて撮影
画像処理あり