約2カ月かけて書いてきたこのブログですが、書くべきことは全て書いたため、本日で一旦、終わりにしたいと思います。
イギリス留学の内容、その中でも経済学修士のコース内容をひたすら書くという何ともつまらないニッチなブログになってしまいましたが、このニッチな世界にこれから飛び込む方に、少しでも役に立ち、留学生活のイメージをつけることができたのであれば幸いです。
私の妻が私が書いたこのブログを見てくれていたのですが、見るたびに
「このブログを見ると、想像していたような楽しい留学生活でなくて、LSE・Economicsには行きたくなくなる」
とよく言っていました。
はい、その通りだと思います。
このブログを見ていただいた方ならわかる通り、LSE・Economicsの修士課程はかなりきついです。
LSEは他の大学院と比較して厳しいと言われていますが、その中でもEconomicsは別格にきついと思います。
また、グループワークもないため、個人でひたすら勉強するということが多く、孤独を感じることもあります。
もしこれから留学する方が、楽しい留学生活を送りたいというのであれば、LSE・Economicsはお勧めしません(というかLSE・Economicsで楽しい留学生活を送るのは無理です)。
今一度、どこを希望するか考えた方がよいかもしれません。
しかし、一方で、このLSE・Economicsの厳しいコースワークを乗り切ることで、得られるものはたくさんあると思います。
まず、Academicの分野で生きていこうとするのであれば、LSE・Economicsは世界でトップレベルの学校であり、こんなによい環境の学校はありません。
もし最終試験で良い成績が取れれば、今後の博士課程、そしてその後のAcademicの世界への素晴らしい道が開けてくると思います。
また、授業のコースストラクチャーはかなりしっかりしています。
かなり詰め込みですが、体系だって経済学の基礎~応用を学ぶことができるため、私自身、この1年間で、普通の人には負けない、Economicsのしっかりした基礎を習得することができたのではないかと思っています。
更に、Academicの世界だけでなく、LSE・Economicsの名は就活においても有利です。
残念ながら、昨今、特にアジア人にとって、イギリスの金融機関(シティ街)等への就職はかなり厳しい状況ですが、就職をイギリスにこだわらなければ、LSE・Economicsの名によって、かなり多くの選択肢又は機会を得ることができると思います。
そして最後に、かけがえのない友人を得ることができると思います。
なんといっても、LSE・Economicsに在籍している学生は優秀な学生がかなり多いです。
「自分がかなわない!」と思うような学生と会うことも多いため、このような学生と積極的に仲良くなっておけば、今後の人生の役にも立ってくると思います。
さて、最後になりましたが、今まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
留学は、情報が少なく、留学に踏み切るのは勇気がいるものだと思います。
このブログによって、海外の経済学大学院留学に伴う情報の非対称性が少しでも解消されればと幸いです。
このブログは、今後、経済学大学院留学を目指す方のためにしばらく残しておく予定です。
もし質問等あれば、気軽にご連絡ください。
みなさんの留学が実りあるものになることを祈念して締めとさせていただきます。
Good Luck!!