花巻温泉は、日本全国の中産階級ばかりでなく、外国人客までもターゲットに入れ、実際に西洋人や中国人などの来泉があった。

そしてまさに松雲閣こそが、外国人の利用に備え、洋室や洋式の内湯を完備した高級旅館だったのである。

かつて松雲閣は本館と別館があり、本館は「修蔵館一の敷地に建っていた。

やがて本館が解体され、松雲閣別館が「松雲閣」と呼ばれるようになり、この「松雲閣」も平成十四年に廃業した。