ここんところ真面目な内容のブログばかりでデザイナーっぽくないので、たまにはデザインの話でも書いてみます。
何かのデザインを考える時、どんな事を考えながら描くのかが重要だと思っています。
飲食店ならお客さんで賑わっていて、住宅なら家族が楽しそうに過ごしていたりとシーンをイメージして小さな点をプロダクトに例えるなら、それから面という空間や建物が形成されてという流れがを考えながらデザインを形にする。
その中で飲食店だと売上という数字も意識するのですが、そこに関しては、デザインというよりプランでの課題が多く、直接、デザインにリンクしている部分であるけど、あんまり関係がなかったりとケースバイケースな部分でもある。
数字ばかり意識していると色気のない空間になったり、結果、プランが良くても数字が上がらない店舗になる事もあり、やはり、デザインも重要でプランも重要であるので、バランスをとる事が必要。
勿論、住宅だって予算の問題がつきまとう訳であり、飲食店だと数字があがれば回収も早くなるので費用対効果が発揮されて実績があると、次の店舗からの業態開発の段階で予算増もバランスを見ながら可能でありますが、住宅の場合、収入から借入金額が決まるのが殆どですので、違う側面での数字とのバランスが必要。
単にデザインが上手でも、そこら辺のバランスコントロールが円滑に出来ないと絵に描いた餅で終わり、結果、人件費が殆どのデザイン業という場合に赤字になる。
デザインに没頭するのも必要ですが、没頭し過ぎて一番大事なコントロールを見失うと自爆してしまうのが我々の業種であり、ゼロからイチを生む仕事の難しいところ。
初めて会う依頼者から少なからず信用や信頼のどちらかを感じてもらい、オファーを受けて、プレゼンテーションにてデザインや人間力を理解してもらい、そこから正式な仕事に繋がり、打合せを重ねて図面を描き、現場でも打合せを重ねて、ようやく成果物として形になる。
そこまでの時間も長いので、途中で内容が変わったりすると図面を描き直したりデザインを変えたりする事で人件費が削られて赤字になっていくのも我々の業種。
それでも良いモノヅクリがしたいので頑張って努力を重ねて、妥協しないで良い仕事を成し遂げて、次の仕事にアシストする仕事を次から次へとつくり続ける。
本当の意味での一人前になるとクライアントから仕事の殆どをプロとして任せてもらえる様になるのですが、それも一握りの世界。
会社で例えるなら私を含めて片手もいないですし、そんな簡単に出来るような甘い世界でもないですからね。
デザインやモノヅクリを軽視して欲しくないです。
インターンに来る学生さんには、夢があるでしょうが、夢と現実が違う様に楽しさの前に苦しさがある事を知って欲しいので、インターンに来るなら社会人になった気持ちで取り組んで欲しいですね。
社会見学的な感じだと実際に業務に携わった時、デザインをするまでの仕事が地味で長い道のりだという事にショックをもたれても困りますからね。
ただ、デザインっって楽しいを越えた感動がありますからね。
良い仕事して、クライアントに感謝された時の感動を感じたら中毒になりますもんね。
色々な苦労の壁を乗り越えて、初めて全ての仕事を自分でこなして引渡に立会ってからがスタート。
それまでは、修行の日々だと思い込んで、目の前の仕事に打ち込んでコントロール能力を磨き、デザインのスキルアップを磨き、人間力を磨き、それの繰り返し。
ベテランになっても同じだと思っていますし、呑気にかまえていたら直ぐに下に抜かれる世界。
終わりの無い自分との戦いみたいなもの。
それが分かり合った上で同業者とデザイン談義して語り合いながら酒を飲んでいると楽しいもんですからね。
だから〆切に追われる程、燃えてくるってもんですよね(笑)