ほうれん草のホウ | 沖縄のデザイン会社 LSDdesign タイラのブログ

沖縄のデザイン会社 LSDdesign タイラのブログ

沖縄を拠点に建築・店舗・リノベーション・プロダクト等のデザインに携わる会社「LSDdesign co.,ltd」

社内向けの内容です。
※長いので読みたくない人は読まないでください・・・笑

仕事をする上で、社会人として、絶対に外せないのが報連相。

その中でも報告が重要だと思っています。
連絡や相談が多少できてなくても報告がキチンと出来てれば良いと思っているくらい報告が大事。

普段から読んだ経済誌や新聞を嫌がらせの如く、役員のクロヒゲさんのロッカーに山の様にモリモリに積んでブチ込んでいるのですが、昨日、その経済誌で自分が付箋紙を貼ってあったページの内容が良かったとコピーしていました。

その内容は、報告に対する事でした。
似たような内容が、なんかの本でも読んだ事なので、うる覚えですが割愛しながら簡単に書いてみますね。

新人のAさんが長く勤めている古株のBさんよりも仕事ができるとBさんよりAさんを経営者が抜擢したら、Bさんが何故に私じゃなくAさんなのでしょうか?って経営者にブーたれました。
経営者は、Bさんに魚市場に漁師が水揚げに来るから行ってきなさいという宿題に対して、Bさんは渋々ながら魚市場に行って帰ってきました。
帰ってきたBさんに対して、経営者は魚市場はどうでした?という質問をしました。
その質問に対して、Bさんの返事は魚が思ったより水揚げされてなかったですねという見たまんまの報告でした。
そこで経営者は、新人のAさんを同じ様に魚市場に行かせて、帰ってきたAさんに同じ質問をしました。
するとAさんの返事は、今回の水揚げは少ないですが、漁師の話によると再び漁に行くので、その際にまとまった量の水揚げがあるので合算した水揚げ量だとナンボになるんでコストも安く、ナンボくらいで交渉できました!という報告でした。

私が覚えている内容を簡単に書いているので分かりにくいかもしれませんが・・・

経営者の様に忙しい中で的確な判断をスピーディーに求められる立場の方は、同じ行動をさせても見たまんま感じたまんまを報告されるのと掘り下げて具体的、かつ、ビジネスとしての回答を出せる報告をする両者を比較した際、当たり前ですが、後者の報告を買う訳でして、報告が良ければ仕事の流れを理解していると判断します。

昨日の話になりますが、会社でマナー講習を行いました。
私の姉(長女)がKBC学園で働いているので、姉にお願いしてマナー講習の先生を紹介してもらい、会社の若いスタッフ達に受講してもらいました。

そのマナー講習を終えて、スタッフに対して講習どうだった?と聞いたら、返事が良かったです!という回答で終わり・・・別のスタッフに聞いても残念ながら同様の返事・・・

ここら辺なんですよね~

良かったですとか感情的な返事を求めている訳でなく、何が良くて、今回の講習で気付いた事や、今後の仕事で活かせる事、新卒が入社して来た時にスタッフレベルでも教えきれる事、他にも挙げたらキリが無い事が沢山あるはずです。

経営者ってバカじゃないです。
色々な事を常に考えていて、スタッフに対して時間をとって最小限の時間で最大限の効果がある会話をしようと心がけていますし、コミュニケーションを図るだけじゃなく、仕事に対して、大袈裟に例えるなら人生に対して、少しでも影響があるような会話をしようと意識で言葉を選んで話しているつもりです。

立場的な事もあるかもしれませんが、私は仕事上、経営者のクライアントと付き合う事ばかりなので少しでも中身のある会話をしようと努力しています。
難しい会話にもついていけるように色々な本を読んで勉強したり、ネットサーフィンでも実のあるサイトを見る様にしています。
そうでないと人として、会社の経営者として、デザイナーとして、私に対する感じ方がネガティブな方向になり、結果、仕事に繋がる話も繋がらなくなる立場です。

それくらいの意識を持って会話が出来る様なれれば凄い新人ですが、大抵のスタッフは、そのレベルの意識で会話する事が難しいでしょう。

でも、自分から見たら難しいという前に気付きの問題であり、彼等が社会人になって毎日の生活で大半を占める仕事というものに対して、どう向き合って自分の中で考えきれているかだと思っています。
何気ない会社での日常会話から、まさか経営者がそこまで読みとっているとはって疑う方もいれが、逆にチャンスを思い、これを機に会話の方法を見直し、報告の方法を勉強して良い業績を上げる方もいるでしょう。

それくらい報告が大事であり、報告がキチンと出来ている方には、連絡もまわってきますし相談も相手からやってくるもんです。
逆に言うならば報告が出来てないから、連絡も来ないし相談も来ないと思いますし、結果、寂しい状況になりかねないです。

報告で、これくらいだから報告しないでいいやって思っている報告ほど、報告を受ける側からは大事な報告だったりするもんです。
上司から、いちいち細かい報告、これくらいの報告なんかいらないよって言われるくらいになったら報告ができていると思って良いでしょう。

何気ない会話の報告が人生の大きな起点になる事だって多いです。

それが大きなビジネスチャンスになる事が分かっているのが経営者だとかリーダーだと思います。
掘り下げれば掘り下げる程、報告というのに簡単なルールも見えてくるでしょうし、報告するのが楽しくなるでしょう。

長くなりましたが、スタッフの皆さんに対して、いつも話している事で改めて口煩く言いますが、良い報告よりも悪い報告のスピードを速くしてくださいね。

ではでは、福岡に行ってきます!