若者の雇用 | 沖縄のデザイン会社 LSDdesign タイラのブログ

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沖縄を拠点に建築・店舗・リノベーション・プロダクト等のデザインに携わる会社「LSDdesign co.,ltd」

昨日の朝礼で5年前くらいに読んだ本の良いページをコピーして皆に読んでもらいました。

主に若いメンバーに向けてです。
伝えたいのは、簡単に例えるなら、1を話して10のレスが出来る人と出来ない人。

上司やクライアントに仕事を依頼された時、それに対して多くの回答を返せるか、逆に1言われて1しか返せないのか、言われた事に対して直ぐに答えを聞かない。
よく、若いスタッフばかり雇用して大丈夫なのか的な質問が多いですが、人材育成なしで逆にいうならば今後の業界に対して、育てないで大丈夫なのですか?って聞きたいもんです。
自分だけ良ければよい、自分の時代だけで終わる訳じゃないのだから、育てないといけない。

確かに育てるという労力というのは、大変かもしれないけど大変だったらやらないのかという思考なので、そういう問題じゃないと思うから、ミッションとしてやっている。
自分だって少なからず先輩達に育てられてきた訳ですし、それをしていかないと業界の将来が心配でしょうがない。

実際に現場の職人さんだって減少しているし、現場監督だって減少している。
そうやって見えている現実から目を背けても何も変わらない。
将来的に誰が建築やモノヅクリの仕事をするのか真剣に考えていない。

先日、経済誌を見ていても建設業や製造業の人離れは深刻な問題である。
データを見てても心配でしょうがない。
確実に今より人材不足になるのも見えているし、それを自分の現役時代に大きく支障がないから見て見ぬ振りをするのか、それだったら雇用して育てるのが経営者としての役目。

だから、スキルだけじゃなく他に教える事もあると感じるから動いてみようと思う。
新卒採用を予定より増やしたのも、そんな事を常に考えているからです。

だから、誰になんと言われようが3~5年後に彼等の成長を楽しみに会社やっています(笑)