講演会・高濱正伸先生 | ブログ
昨日は、高校の講演会へ・・・

「思春期の心・進路・学びについて」高濱 正伸 先生

1959年熊本県生まれ。東京大学卒・同大学院修了。
「作文」「読書」「思考力」「野外活動」
を重視した学習教室「花まる学習会」設立。

子どもたちの「生き抜く力」を育てることが大切としている。

著者の主な作品「16歳の教科書」

1、まずここまで検証する。そもそも良い育て方をしてきただろうか。

・不必要な買い与えをしない。「駄目なものは駄目」の一言で。
・父の「仕事」を見せる。仕事を語る。父の「遊び」を見せつける。
・無条件の愛情を示す。
・もめごとはこやし。失敗はこやし。
・叱り方の三原則。「厳しく」「短く」「後を引かず」
 母親は「一対一で」「声を低く」「丁寧な言葉で」「ゆっくり」「真顔で」
・一人っ子の弱点は「冒険に出す」「異学年の寝泊まり」がベスト。
・「兄弟の愛情争奪戦の負け組」「親子カプセル」「うちはこうなんです」
 のまま爆発まで温存される。→風穴を開ける。
・「正しい子育て」など存在しない。答えは母の直感にある。
 「楽しく」「みんなで」育てよう。
・早起きは長期休暇でも崩さない。
 親が「休みくらい」と許して崩壊がはじまる。
・コンピューターゲームはできるだけやらない。
・運動コンプレックスを甘く見ない。運動は運動でこそ克服できる。
 マラソン・水泳・武道での成功例多し。
・動かしたい相手の本質を知る。
・母自身がハッピーであること。
 相談者。さらけ出せるおしゃべり。夫婦理解。
・「頼れない病(特に高学歴)」を乗り越える。支え合ってこそ人間。

2、心:もしも病んでしまったら。思春期にできること
 
問題克服に必要なこと・・・「自信」と「憧れ」に支えられた自己治癒力。

・親の愛への自信。
・社会的自信:「何か一つ得意技」を持つ。
 配慮は逆効果。
 友人に「すっげぇ~」と言われること。
・しっかりと受け止めてくれる外の人への憧れ。
・明確な基準を示してくれる外の人への憧れ。
・人生を満喫している外の人への憧れ。

*親が絶対にやってはいけないこと:詮索。
 原因追究。学校糾弾。言語化・事件化・被告化。
「親がケンカに乗り込み、子は友を失う。」にならないように。

*親がやるべきこと:いつも通りの家庭(最高の癒し)の維持。
 触れて欲しくない青年の心を知る。
 何があってもあなたの味方よ!と伝える。
 自己治癒の最高の支えは母の愛。

生活面は厳しく言う。その他は外の師匠に鍛えてもらう。
(適切な指摘であっても親にだけは言われたくない気持ちが強い時期)

3、進路:働く意欲をどう伝えるか

親の言葉・親の仕事ぶりが、もっとも影響する

・繰り言で「医者になれるといいね」と言われたからなった人が多い。
・親の仕事を見て何となく同じか似たような仕事を選ぶ人も多い。

親としてできること

・始めに見たモデル・アドバイスに相当影響される。
・力あるモデルに触れさせる。
(親自身がこんな社会人になってほしいと思う人など)
・社会人としての本音
(ニュースへの意見。記事への意見。仕事をして感じたこと)を語る。
・素晴らしい社会人の素晴らしさを語る。
「こんな人になれるといいよね」

4、学習:意識・学習法

全体として・・・

・できなかったときに、どんなアクションをとるかが勝負。
・見て移し病。結果病。手が止まる病。

教理的思考力の本質・・・

「見える力」
 図形センス=補助線が見える。
 空間認識力=三次元がイメージできる。
 試行錯誤力=図や表を描いて試してみる。
 発見力=アイデアや発想を思いつく。

「詰める力」
 論理性=破綻なく論理を積み重ねられる。
 精読力=一字一句読み落とさない集中力。
 要約力=相手の言いたいことを一言で掴む。
 意思=執念。

数学の学習・・・

・やりっ放しにしない。ここで大きく差がつく。
・発想法を体系化する。「立体は?平面は?」など。
・復習ノート。
 ①出来なかった問題
 ②答え
 ③出来なかった理由
 ④ポイント・教訓
・問題作り・別解さがし・人に教える。

学習の最大の壁:意識

「〇〇は苦手」「〇〇は嫌い」というような「心の縛り」からの脱出。
 それは、いつかどこかで自分が勝手に決め付けただけ。
 社会人になってからも この壁を作らないこと。
 柔軟に抜け出せるかで差が出る。
 苦手意識があるものこそ挑め!
 そこを突破できた経験が器を大きくしていく。

答えが○=早い・良い。 答えが×=遅い・悪い。

ではなくて、そこへいくまでの過程が大切。
答えがあるのかないのかわからないようなことを考えるのが社会。