妹の付き添いで、(何故か)美容室……いやさ処刑室にいった。
バッサリと頭を斬り落とされた。
処刑を担当したのはチャラい兄ちゃんA。
「今日はどーする?」「あーする?」「本読むー?」「ワックスつけるー?」
めちゃめちゃ話かけてきやがった。しかもタメ口。
("今日は"じゃねーよ、明日はこねーよ。)
(頭に"ワックス"かけてたまるか。ひとを体育館の床みたいに扱ってんじゃねーよ)
という言外のニュアンスが伝わったのか、Aの口数は徐々に少なくなっていった。俺さま大成功。
そして成功者のギョロ目は、鏡越しで寡黙になったAの元を離れ、隣の妹に移る。
妹「も~地震怖かったです~」
ボイン姉ちゃんB「原発も怖いですよね~」
妹「わかります停電も怖いです~」
ボイン姉ちゃんB「怖いですよね~」
妹のカット担当は、ボイン姉ちゃんB。
中身のなさそうな話で盛り上がっていた。さすが妹。
…俺もどうせ頭斬られるなら、ボイン姉ちゃんが良かったなあ。
…てか、女が良かった。なにが悲しくて休日まで野郎と世間トーークせにゃならんのか。男子校芸人なめんな。
写真:帰ってきて鏡をみて仰天。
斬られたはずの頭は元通りになっていた……
