こんにちは

梅雨明けして暑くなりましたね。
友だちと会いたくても会えず、たま〜にLINEやFbでやり取りする程度。
まだまだ接触は避けたい。
仕事は完全にリモートだし、気が付けば家族以外とは久しく面と向かって話していない日々です。
今年いっぱいは我慢が続きそうです。
4ー6月期の企業決算を見て、何だかドン底決済ってこういうことか
とため息が出ました。

コロナ渦では人の行き来を避けるため、とりわけ人の行き来をサポートするエアライン業界は壊滅決算になりました。
ANAの損失は身震いがするほどです。
固定費は免れませんが、その中でも人件費は企業努力で減らしていけるものです。
JALの様な不当解雇ではなく、30歳以上の早期退職者を集うとか、職変するとか、一律従業員20%給料カットとか、何らかの人件費に関して今後対策がなされると私は推測しています。
ANAに関していうと、日系エアラインの中では群を抜いてお給料がいい。
また、ホールディングス形態になってからビジネスを手広くしたので、従業員もかなり増えました。
そうなると、必然的に人件費がかかってしまいます。
「クビ」はなかなかできないもので、ANAとしても雇用は守りたいと思います。
ただ…このままだと破綻してしまうかもしれません。
(勿論、JALもその可能性はあります)
エアラインの固定費ですが、飛行機を飛ばさずに空港に駐機しているだけで毎日ウン千万円もの駐機費用がかかります。
もしかしたらANAは沢山の飛行機を保有しているので、億単位なのかもしれません。
それに加えて、飛ばなくてもメンテナンスはしなくてはならないし、1日1日信じられないくらいのお金が消えてなくなります。
じゃあ、使っていない飛行機を売ってしまえばいいじゃない
と思ってしまいますが、世界中パンデミックで不況にあり、どこの国のどのエアラインがあんな高い買い物をするのかな、てことになります。

リーマンショックの時、JALは国際線を手広く就航させていて、一気に世界が不況に陥って旅客数が減り、かなりの痛手を被りました。
私が入社した時のJALは国際線9割のエアラインでした。
だんだんと規制緩和がなされ、それでも7割強は国際線でした。
エアライン業界では国際線の割合が多ければ多いほど、不況に陥った時の痛手は大きいと言われています。
正にANAが今直面している事態です。
ANAの経営はスペシャリストの集まりですし、ここで倒れる様な企業ではないと思います。
証券会社にいた者としては、人件費を削る他ないのかなと思っています。
GO to キャンペーン、夏休みの客足が次の決算にどう影響を与えるかが注目されます。
今後のANAの英断が急がれます。
L&Rアカデミー
決算の見方ですが、普通は純利益などを含めた「経常利益」で見比べます。