こんにちは




航空会社の社員が飲酒問題で話題になっています。
飲酒に関しては、各航空会社は独自の基準を設けています。




ただ、ステイ先での個人の行動については、会社は把握できていないのが実情です。
いちいち、フライトの20時間前になったらピーッと笛を吹いてくださる方はいません。
個人個人で逆算して管理するしかありません。




私もそうでしたが、機内ではファーストクラスやビジネスクラスのお客さまにご提供するワインをテイスティングしてからサービスすることはありました。
あっ、今では禁止されています




結構、お酒に関しては寛容でした。
以前はね。
いや、お酒だけじゃなくて、その他にも寛容だった気がします。
フライト中、タバコを吸わずに我慢しているクルーは、外地に降り立ちフランクフルトやパリの空港で制服のまま空港でスパスパ吸っていたりもしました。
また、ニューヨークに着くや否や、バードウォッチングに行く先輩もいましたし、イタリアに着いたら夜な夜な街に彼氏を見つけに行ってしまう後輩もいました。




こうなると、個人の倫理観や道徳観が大事になってきます。




外地にお友達がいて、そのお友達の家に泊まりに行くのもダメだし、その友達の家からshow up するなんてもってのほかです。
仕事で行っているわけですから、遊びじゃないんです。
仕事場が飛行機なだけで、その付加としてステイがあるのです。
まあ、個人の買い物くらいならなんてこともありません。
ただ、乗務員は一般のお客さまとは別に関税の基準が設けられています。




とにかく、会社のルールはコンプライアンスですから遵守して当たり前。
自分の適量を知った上で飲酒をしなくてはなりません。
また、外地での法律を熟知すること。
訓練所にいる時に、ステイをする国や自治体の法律や条例は勉強します。
が、違反を起こすと会社にペナルティがきたりもするので気をつけなくてはなりません。




今一度、初心に戻って気持ちを引き締めて欲しいものです。
先日聞いた話によると、かなり前のコンプライアンス違反を会社に報告されて依願退職させられているパイロットやCAやGSが現状いると耳にしています。
自戒の念は忘れてはいけないですよね。





素敵な三連休をお過ごし下さいね








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