おはようございます


嬉しいお知らせが届きました。
Aさん、キャセイパシフィック航空から内々定を頂きました


Aさんから内々定までの道のり、努力したこと、諦めようかと思ったこと、面接で工夫したことなど、ぎっしり熱量こもったメッセージを頂きました。
そんじょそこらの努力ではありません。
一度、Aさんの自己分析ノートを見せて頂きましたが、怒涛の自己分析でした。
ご自身の隅から隅までを知り尽くしたノートでした。
だから、メッセージを読めば分かりますが
「何が良くないのかは、実は自分がよく分かっている。」
と書かれています。
100回のCA受験で見えた弱点とそのリカバリー。
それの繰り返しを経て最終的にキャセイから内々定を頂いたのだと思います。


文面を読んで分かりますが、Aさんは表現がとても上手です
今の気持ちを自分のベストな言葉で表現が出来ます。


私が長々と話すより、ご一読下さいませ
頂いたそのままを掲載します。


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私は新卒から今まで通算100回は落ちていますし、何の参考にもならないかもしれませんが…

キャセイはまさに青天の霹靂で、6年ぶりの採用とのことで思い切ってチャレンジしてみました。

美容基準ですが…私は身長も158㎝しかなく、もともと体格が良いので体重も50キロを遥かに超えています。ただ、untitledの7号のスーツをジャストサイズで着れるようにジムで筋トレをしたり有酸素運動を週6で頑張るようにしていました。今回ヘアメイクはプロの方にお任せし、敢えて何も準備はせず、面接に集中しました。体も硬いので(良いところが何一つないですね。笑笑)、アームリーチは不安でした。毎晩部屋で210センチに届くように練習したり、面接寸前にもトイレに篭って練習していました。

今の仕事の主要言語も英語ですし、TOEICは970あるので、特に英語面接は心配していませんでした。ただ、普段同僚と話すようにカジュアルにベラベラ喋ってしまう癖があったので、なるべくシンプルに、ビジネス英語で相手のテンポに合わせて接することは意識しました。キャセイの面接はテンポが速く、質問のレベルも高いので、20分ながらもかなり突っ込まれつつ、余裕ではなかった、と感じます。面接官の様子を見つつ、次にどんなツッコミが来るか、どんな表現なら分かりやすいか、20分の頭脳戦でした。緊張していては本領発揮できませんので、いかに落ち着いて先回りするか、自分の話したい方向で突っ込んで頂けるように面接官を導くかが、どの面接でもポイントになりそうです。

結果が出るまで10分ほど部屋の外で待たされたのですが、力尽きて放心状態でした。笑笑 なので、ガチャっとドアが開いて、面接官の方にCongratulationsのカードを手渡されたときも、あまり実感がわきませんでした。

CA受験で気持ちをしっかり保つことは難しいですよね。私はメンタルが弱いので、まだまだ課題がたくさんあります。。。

私は26歳の頃から、CAを諦める理由を必死に探していました。正社員で今の会社に転職したのも、CAを諦める正当な理由になっていました。でも、なんとなく毎日が辛かったです。そして、そんな自分が何となく嫌いでした。諦めるから辛いんですよね。頑張る方が格段に気持ち良い、ということは断言します。やりたいことがあるなら、私みたいに、諦める理由を探すなんてバカなことをして欲しくないです。

私は、本気でCAを諦めようとしたタイミングで、偶然が重なって、小柳ルミ子さんに出会いました。《私は、宝塚時代にもずっと一貫して、人が見ていないところで死ぬほど努力して来た。夢は自分で掴むしない。》とお言葉をいただき、実際にお会いしたときにも《これからも頑張って!》と優しく励ましてくださり、この出会い無くしては今の私はないと思います。。そういえば、小柳ルミ子さんにお目にかかった日は、キャセイのビデオインタビューの日でした。エンターテイナーとして努力を積み重ねた自信がひしひし伝わってきて、私もそのパワーとオーラを分けて頂いてキャセイの試験に乗り込みました!

応募の時点から、《キャセイは絶対に勝てる試合。負けるはずがない。》と自分に言い聞かせて、最大限に強気で臨んでいました。わたしは宝塚でもなんでもないですが、キャセイの試験に強気で臨めるように、ギリギリまで死ぬほど努力したつもりです。時間をとってくださる面接官の方々のためにも、教えてくださるエアラインスクールの先生のためにも、死ぬほど努力してCAの面接に臨むことは最低限のマナーだと私は考えています。だから、CAを受けるなら覚悟して、命かけて努力してください。年齢、身長、英語力、全て言い訳にしかならないので、それぞれの航空会社で何が求められているのか、自分自身の伸ばすべきところをしっかり見極めてください。何が良くないか、は実は自分が一番わかっていると思います。空港でCAさんとすれ違った時に少しでも何か思うことがある=CAへの未練があるということと思います。33歳の知人が某社のCAに未経験で内定した時にも多くを学びましたが、人は何年かかっても、かならず返り咲けると思います。


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背の低い方、ぽっちゃりしている方、これだけの努力をしていますか


今まで後押ししてくれた方々に顔向け出来るだけの努力していますか
そこから逃げていませんか


既卒は、覚悟が必要だし、命がけです。
茨の道です。
キャリアは人生そのものです。
それを生半可な気持ちで受けるのは、やはり内定までは辿り着けません。
もう一度、立ち返るべきかもしれません。


思い出しました。
私が既卒で入社した時に、仲の良い同期が
「この仕事に就いた代償があった。」
と話していました。
勿論、私にも失ったものはありました。
犠牲は少なからずあります。


いっときの思い付きで受験したりはしないで下さいね。
Aさんの様に、本気で命かけてやっている人がいるんです


Aさん、本当におめでとうございます
紆余曲折あったと思いますが、キャセイで世界中の空を飛び回って下さい。
お客様から愛され、立派な客室乗務員になってね
おめでとう





L&Rアカデミー


太田真美子