こんばんは




3月10日。
江戸っ子には忘れられない日です。
物心ついた頃から、私の祖母はお茶碗でお味噌汁を飲んでいました。
「何でかな
幼心にもそれがどうしてなのか、不思議には思っていましたが聞いてはいけないことだと認識していました。
本人に直接聞くことは憚れました。




後に母にコッソリ祖母がどうしていつもお椀でなくお茶碗でお味噌汁を飲むのかを聞いてみました。
空襲後、防空壕の中で生き埋めになってしまった幼い姪っ子と甥っ子と実妹をお椀で掘り返したそうです。
スコップやシャベルなどの鉄製のものは国に献上してしまい、また自宅も焼失してしまったので、その辺に転がっていたお椀を使ったとのことでした。
トラウマになってしまったのですね。




明日は3月11日。




先日、面接が怖くてしかたない、といったご相談がありました。
面接が楽しくてウキウキしちゃってしかたないって人はいないと思います
少なからず、緊張や焦りや何らかの気持ちの波は生じてくるとは思います。
気持ちのコントロールも客室乗務員には必要な要素です。
私の先輩で、プライベートでものすごく落ち込んでしまう出来事があり、フライト中も自然と笑顔は出せなかった方がいました。
案の定、お客さまからbad commentがきちゃいました。
「無愛想でやる気のない客室乗務員がいて、不愉快だった。」
我々も人間。
嫌なことの一つや二つ、そりゃあるさ。
だけど、お客さまにはそんなこと関係ないし、お客さまにとってみたら楽しみにしていた新婚旅行だったかもしれない。
それよりも個人としての感情をフライトで出すのは先ずからしてプロじゃない。




気持ちを上手にコントロールすれば、緊張や焦りなどは少しは軽減できます。
「怖さ」もそれに勝る感情を膨らませていけば、怖さを抑えるかもしれません。
怖さに勝る感情は、例えば面接を楽しもうとする気持ちであったり、これだけやってきたから大丈夫と言い聞かせてみたり。
方法は幾つもあるかと思います。




決して、面接は怖い場ではなく、自分を最大限に知って頂く場であり、挑戦できる最高の場でもあると思います。




感情のコントロールには訓練が必要です。
日頃から、ムカムカすることがあったりしたら、別の気持ちでカバーする訓練をしてみて下さいね















L&Rアカデミー





太田真美子