こんにちは




電車の中でカレンダーを持っているサラリーマンを見かけました。
お得意さまに年末のご挨拶でしょうかね。
1年間、お世話になった方へご挨拶に伺うなんて礼節を重んじる日本ならではですね。



JALの先輩がこんなことを言っていました。
「それって意味あります
若者がよく口にするそうです。
私もそれは頷けました。
大学の授業でもたまにそう言う学生さん、確かにいました。
若いうちには合理性や効率性を追求しがちです。
でもね、世の中はそればかりではないんですよ。
東大に行く方は、意味がないと思うことでも積極的に吸収して頭に入れていきます。
ニーチェを読んだり、難しい数式を解読したり。
それはもしかしたら一般社会で不要なものかもしれませんが、大切なことは学ぶこと。



合理性や効率性だけで構成される人は、人間性の幅が狭くなりがちです。
森羅万象、凡ゆる事に興味関心を持つと豊かな人間になります。



こと、接客業は不特定多数と対峙します。
人間性の幅が広ければ様々な国籍、年齢、性別、職種、人種、文化の方々にも対応が出来ます。
お客さまの中には、ニーチェを愛読している方がいるかもしれませんよ〜。←例えばよ。
「ニーチェ?知らんがな〜どうでもええ〜
「意味ね〜
 そうは言わずに。
知らない場合でも、お客さまが聞いたことをメモしたりして知識として取り入れると人間性が豊かになります。




正直、世の中、意味ないことのオンパレードです。
しかし、意味のないだろうことも身につけて、その人なりの咀嚼と解釈を繰り返し、ゆくゆくは総合的に自分の意見を持ち合わせた人材がサービス業には不可欠です。
ANAでもJALでも、そういった豊かな人間性ある方を求めています。
サービスはその人全てです。
客室乗務員や地上職員の仕事は経験がものを言います。
今は意味がないと感じることがあるかもしれませんが、自分だけの尺度で計らないで
「いずれは役に立つだろう。」
と器を広く持って吸収して頂きたいと思います。




年末年始、お時間のある時に様々なジャンルの本を読んだり、凡ゆる層の方や立場の方と話をしたり。
良い時間を過ごして頂けたらと思います。
私もそう過ごしたいと思います














L&Rアカデミー





太田真美子