こんにちは

蒸し暑さが戻って来ました。
既卒JALを受けている生徒さん、書類の通過を見越してレッスンの予約がボチボチ入って来ました。
「あなたのダメなところを教えて下さい。」
JALの18卒の面接で実際聞かれた質問です。
ダ、ダメなところって…



難しいですよね。
「あなたの欠点は何ですか?」
と聞かれたら、強みや長所にもなり得そうな欠点を言いますよね。
これ、定番

でも、ダメなところって決定的にいけないところなんじゃないかなと思ってしまいます。
更にこの質問に答えた後
「では、それを改善するためにしている実際の対策を教えて下さい。」
と聞かれています。
ダメな部分を徹底分析していないといけません。
追い討ちをかけるように
「では、その対策の成果が日常生活で生かせている具体例を教えて下さい。」
と続いています。
イジメ

嫌がらせ

仕事を得るために、何でそんなことを話す必要があるのか。
不思議に思ってしまいます

客室乗務員は人の心を深く理解して察する仕事です。
(よく、先回りと勘違いしている方がいらっしゃいますが、お客さまに対しては先回りは一切していません。)
果たして、自分の心を紐解かずに人の心に寄り添えるでしょうか

お客さまはそれぞれ違います。
性別も年齢も国籍も宗教も言語も健康状態も異なりますし、飛行機に乗り合わせるまでのプロセスも背景もチケットの形態もそれぞれ異なります。
大阪のおばちゃんの様に、口に出しておっしゃって下さると、乗務員は非常にラクです。
しかし、関東圏内のお客さまは不平不満を乗務員には直接告げない傾向にあります。
「スリーパー パッセンジャー」
と言ったりもしますが、口に出さないお客さまにも絶大な配慮しなくてはなりません。
お客さまに対しても分析力は不可欠です。
例えば、お食事をあまり召し上がっていないようでしたら、様々な要素が頭に浮かばなくてはなりません。
体調不良か、お食事がお口に合わないか、食事の中に異物が混入していたのか、別のことで不満をお持ちなのか、麻薬を口に含んでいるのか、宗教上の理由か、メニューにご意見があるのか、何通りも考えられます。
自分の分析が出来なくて、他人の分析はなかなか出来るものではありません。
お客さまは生身の人間です。
その時々に全てを解決してしまわないと、もう二度とそのお客さまにはお会い出来ないのです。
対峙するにはそれ相当の覚悟と能力が必要となってくるわけです。
自己分析は徹底して行って下さい。
プラスのことよりは、寧ろ、マイナスのことに対する分析をしっかりしておいて下さい。
L&Rアカデミー
太田真美子
18卒のANAでも「人生で頑張れなかったことを教えて下さい。」という質問がなされていました。
マイナスのことを聞くのが最近のブームなんでしょうかね〜
