







私は、アラサーでエアライン受験を決意しました。といっても実は、新卒でANAを受けたこともありますし、社会人になってからもずーっと憧れは抱いていました。でも私は取り立てて取り柄もないし、現職が一流企業なわけでも接客業でもない、TOEICは400点以下、肌は吹き出物があるし、美人でもない…。CAになりたい!なんて誰にも相談できず、でも友人や知人の、CAの方のお話しを聞くと気持ちがモヤモヤ…。そんなこんなで、20代の前半を無駄にしてしまいました。なんとも卑屈な人間だったなぁと今、思います。笑
こうやって歳を重ねて、自分に子どもができてもオバちゃんになっても、空港や機内で制服を着て颯爽とお仕事をするCAさんをジトーっとした目で見ているのかな…。と思った時に、そんな人生嫌だ!!と思い、ようやく腹をくくったころには既にアラサーでした。
そんな時に、いつもその優しくも的確な筆致のブログから、陰ながらファンであった太田先生に相談した日のこと、今でも覚えています。
先生には、エアライン受験初心者の私に某エアラインの試験前に的確にご助言をいただき大変お世話になりました。
今、エアライン受験で不安を抱えていたり悩んでいる方に言いたいことは、過去の私のように無い物を探して悩んでいる時間に、有るものを活かして企業研究と面接練習をしましょう!ということです。年齢は、悩んでいてもどうしようもないです。「今日が一番若い!」と言い聞かせて、悩んでいる時間があるなら一刻も早く動き出してほしい。そう思います。
逆に語学力や立ち居振る舞い、笑顔など、自分次第でどうにでも変えられるものに力を注いでいけばきっと大丈夫です。
私がTOEICスコアアップのためにしたこと…
1・リーディングよりもリスニングの方がスコアアップしやすいので、まずはリスニングに注力する。(シャドーイングがオススメです)
2・とにかく毎日英語に触れる。通勤時間や駅のホーム、昼休みなど、とにかくスキマ時間も単語帳を開く。(以外にも、スキマ時間だけでも1日1時間くらいは勉強時間が稼げました。通勤時間が長い方はもっといけると思います。そして不思議ですが、スキマ時間も勉強することで机に向かって勉強する時間も徐々に増えました)
3・色々なテキストに手を出すよりも1冊をやり込む。
4・ゆっくりマイペースに…と続けるよりも、2か月後までに○点アップ!と覚悟を決める。(600点くらいまでなら2カ月あれば到達可能です。そんなに頭の良くない私でもできたので大丈夫です。)
5・多少の孤独は受け入れる。(たった2ヶ月じゃん!と思ったら、昼休みに1人でお弁当を食べながら英語を聞き続けるのも苦ではなかったです。別にそれで会社の人と仲が悪くなるということもなかったです。)
以上をやりながら体感したことですが、TOEICは、結局はどれだけ勉強時間を確保できるかが大きいと感じます。
内定をいただくまでに努力したこと…
色々ありますが、飲み物は吹き出物に良いとされるハトムギ茶に変えたり、食生活を見直したり皮膚科に通うなど、自分の努力でどうにかできる部分は徹底的にやりました。
身長は、160cmはありますが特別高いわけではないので選考の時には盛髪ネットを頭頂部に忍ばせ、毎朝アームリーチの練習。高いヒールを履く日を増やす。
日頃の立ち居振る舞いに気を配る。電車で立つ時は体幹を意識して揺れないようにする。仕事中、デスクワークでも常に笑顔!家ではテレビを見る時もトイレでもどこでも、とにかく寝るとき以外は常に口角を上げたり歯を出して笑って過ごす。
英語力がなくても、近場で試験があるなら外資系も受けてみる。(しどろもどろで赤っ恥をかくような時もありました。でも常に動き続けることで、常に自分に火が点いているような状態でモチベーションも続きました。また、英語面接で苦しい思いをしたおかげか、日本語面接がすごくラクで楽しい!とさえ感じました。中国系は英語力をそこまで重視していると思えませんでしたので、英語力に自信がなくても挑戦してみる価値はあると思います。キレイな人がいっぱい来るので励みになりますし、そもそも英語力に自信がない…というのも自己評価であって、意外にちゃんと話せるかもしれないじゃないですか。)
選り好みせず、色々なエアラインを受験してみる。(たまに、私と同年代の方でも「JALやANAしか興味ない」と大手しか受けない方にお逢いました。が、1年に1回か2回しかチャンスがない…というのはとてもリスクが高いように思うのです。現に、ANAは1年半以上採用がなかった上に今回は狭き門ですよね?まずは他社エアラインで研鑽を積んで、そこから今後大手を受けるという手もありますので、幅広く視野を持つのも有りだと思います。)
TOEICの事と一緒になってしまいますが、やはり多少の孤独は受け入れる。
私は飲み会は月に1回まで!自分からは誘わない、と決めて企業研究や面接練習の時間を作りました。Facebookやツイッターも時間の無駄なので開かない、インスタグラムは現役のCAの方のアカウントだけモチベーションが落ちてきたら見る、会社の昼休みは集団ではランチに行かず1人で食べながら志望動機etcの暗記をする、文言のあんちょこを作って1時間に1回会社のトイレに持ち込み5分間で暗記する(少し会社に申し訳ないとは思いましたが、そこはトイレで化粧直しをする習慣を削って罪悪感を消しました。)
仕事をしながらのCA受験はとても大変かと思いますが、思い思いの方法で時間を捻出してやりやすい方法で頑張るのがよいと思います。
何より一番大切なのは、諦めないこと、です。私は今回内定をいただいたエアラインよりも小さなエアラインやLCCで書類が通らなくなった時は、もうダメなんじゃないか…と心が折れかけましたが、それでも歩みを止めなかったことで、今回ご縁がありました。(※会社の規模の大小やLCCか否かで優劣があるとは思っていません。)
本当にどこにチャンスが転がっているか分かりません。私は、実は今回内定をいただいたエアラインは当初は受験を見送ろうと思っていた会社でした。しかも、面接当日は道に迷って遅刻寸前、猛暑で汗だく、重大なミスまでしていたので「こんな状態で受けても無理。もう受けずに帰ろうか…」と思っていたほど。今でも何で私が受かったのだろうと狐につままれている気分なくらいです。
長々と綴ってすごくおこがましいかもしれないのですが、ほんの少しでもどなたかの不安な気持ちを拭えたり、自信になったり、モチベーションになることができたら幸いです。
私も、まだまだ語学力不足ですし、まだまだ道半ばです。皆さんと一緒に頑張れたらと思います。
太田先生、カウンセリングやメールでの的確なアドバイス、優しいお励まし、本当にありがとうございました。私の心のよりどころでした。
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