こんにちは

今朝は雨音で目を覚ました方もいらしたかと思います。
秋っぽい降り方でした。
ANAでもJALでも面接で
「体力づくりには何をしていますか
」

とよく聞かれますよね。
乗務員はずーっと立ちっぱなしですし、動きっぱなしです。
また、気も遣いっぱなしです。
体力と強い精神力がないと仕事になりません。
国内線や近場の国際線ならばそれほどではありませんが、ヨーロッパやアメリカ東海岸は人間の仕事量を完全にオーバーしています。
もう、そうなると日本人乗務員は体力の限界ですから、持久力と気力でもって何とかOne flightを乗り越えて行く感覚です。
ヨーロッパ便ではフランクフルトやロンドン ベースのcrewが同乗していますが、全く疲れが見えない。。
なんで何だろう

普通に自分達のベースに着いても、その後空港から車で1時間くらい運転して帰っちゃったりします。
また、国内線を乗り継いで地元の空港までいっちゃったりして。
やっぱり体力の差があからさまです。
東洋人はお疲れ様しても、あまりの疲労感と寝不足とで直ぐに立つことも出来ないくらいです

機内で仕事がひと段落したら交代で食事をとりますが、ドイツ人やイギリス人crewはやっぱりよく食べる

我々の倍は食べると思います。
たっぷりのどんぶりご飯にカマンベールチーズをこれまたたっぷりのっけて、マイクロウェーブ オーブンでチンしたらお醤油をかけて食べる。
ステーキも肉厚な物をしっかり食べる。
付け合わせのジャガイモもステーキ以上に食べる。
デザートはケーキを数個、それからシメのアイスクリームを数個。
体力あって当然ですよね

我々は彼らの食べっぷりに舌を巻きますが、逆に彼らが我々のことでびっくりするのは
「体力がないこと。」
です。
あとは、従順であることだそうです。
以前、ドイツ人crewがそう話してくれました。
「従順」
主従関係の様な先輩後輩関係、それからお客さまに対しても何でもYesで応えてしまうからだそうです。
一理あるかなとも思います。
シドニーへのフライトは日本の夜に出て、翌朝到着します。
夜通し寝ずに働くわけですからヘトヘトなんです。
「太田さん、シドニーに着いたらマンリービーチに一緒に行きませんか
」

ロンドンベースのcrewに誘われました

が、
丁重にお断りさせて頂きます。。
寝させて下さい。。
お願いします。。
体力づくりはしっかりしておこうね

L&Rアカデミー
太田真美子