こんにちは

今日は厚生労働省の委託講座、大学キャリア教育のガイダンスに参加しました。
参加者の皆さんは、大学や専門学校などでキャリア教育に携わっている先生方です。
沢山の情報を得ることが出来ました。
とある大学の先生が仰っていました。
「真実は現場にあり。」
OG訪問も職場訪問もせず、イメージだけで仕事を捉えてしまう。
この4月に入社して先月銀行を止めしまったこの先生の大学の出身学生さんの件で、頭を下げに銀行に行ったそうです。
「うちの学生が大変ご迷惑をお掛けしました。。」
頭を下げに行った後の面談で銀行の担当者が言ったのは
「こんなはずじゃなかったと言ったんですよ。」
そう、学生の頃はどこでもいいからイメージが良くて、清潔感ある企業ばかり狙ってしまいがちです。
入ってからでは遅いんです。
入る前にどんな仕事をして、どんなキャリアパスがあり、どんな雰囲気の中で仕事をしていくかなどしっかりと課業を分析しなくてはいけないのですが、最近はCMなどの広告に惑わされて本質を全くもって捉えてない学生さんが多いのです。
それは私も大学の授業やスクールでのレッスンで痛いほど認識しています。
今朝のNHKニュースで都内の大学に通い、エアラインゼミに所属する学生さんについて特集していました。
「何故、CAになりたいのですか?」
「しょっちゅう外国いけるから。」
「なんか、カッコイイから。」
「チョー楽しそう。」
正直、私はこれを見て幻滅しました。
こんな幼稚な考えで内定が頂けるわけではないよ

果たしてこれが大学生の返答なのだろうか

その後、ゼミの先生(元エアライン社員)に促され、学生さんたちは慰霊登山に行くことになりました。
そこで清掃したり、給水所でお水をご遺族に手渡したり、ご高齢のご遺族の方に杖をお渡ししたり…。
この後、学生さんたちの気持ちに変化がありました。
「エアラインを目指すにあたり、ここにくる意味が絶対にあるし、一番何を大切にしなくてはならないのかが明確になりました。」
学生さんの一人がそう話しました。
全員が慰霊登山をしなさいとは言いません。
私たちはお客さまの命をお預かりするとんでもなく責任の重い仕事をしているんです。
お客さまの命が一番なんです。
それが使命なんです。
エアラインの仕事を理解するには現場で見て来て下さい。
聞いて来て下さい。
真実は現場に必ずあるんです。
L&Rアカデミー
太田真美子
123便の乗客、乗員、ご遺族およびご関係者さまに哀悼の意を表するとともに、エアライン関係者には今後とも空の安全に対し全力でもって尽力して下さることを切に願います。