こんばんは三日月



今年もあと一ヶ月半ですね。
街はクリスマス一色ですクリスマスツリー
今日は新宿の紀伊國屋書店にいましたが、可愛らしい海外の本が山積みになっていて、つい手にとってしまいます。
そんなこんなで何時間も長居していました



飛行機に乗ると、ブランケットのある航空会社とない航空会社があります。
そうですひらめき電球
これがLCCとFSC境界線です。



フルキャリアの機内では、飛行機でご用意しているブランケットをお客さまはお使いになります。
主に機内が寒い場合、お客さまはブランケットをリクエストなさいます。



「ブランケットはいかがでしょうか?」
「お足元はお寒くございませんか?」



一便一便洗濯はしていませんが、決してそんなに汚くはありません。
2、3日に一回はまとめて洗濯しています。
女性のお客さま中心にブランケットは次々と出ていきます。



国内線ではブランケットは全お客さまにご用意がありません。
国際線ではロングフライトにはお一人お一人に、またビジネスクラスにはとても良い質感のブランケットがご用意されています。



このブランケットにも優先順位があります。
小さなお子さま連れのお母さまやご妊娠中の女性、ご高齢者、体調不良の方…。
上記のお客さまがブランケット使用の優先順位が高いのです。
つまり、元気な男性やエネルギッシュな青年達などは後のあと。
ごめんね~あせる



赤ちゃんに授乳するためにブランケットをご利用になったり、ミニスカートをはいていらして隣のビジネスマンに気遣って膝に掛けたり。
用途は多岐にわたります。
また、お客さまが機内にお持ち込みになった壊れやすいお手荷物を包んで収納したり、貧血で倒れたお客さまの簡易ベッドをつくって差し上げたり。



だから、ボーディング時(お客さまがご搭乗になる時)はよ~くどんなお客さまがお乗りになるのかチェックしています。
ミニスカートの方はいないか、授乳の必要あるお母さまはいないか、お着物をお召の方はいないか、ご妊娠中の方はいないか…。
そんな方々からCAはまずアプローチしていきます。
ボーディング時は、目をギラギラさせながらでも笑顔で応対しています。
一説によると、CAがボーディングに注ぐ体力と精神力は全エネルギーの50%以上とも言われてもいます。



そのブランケット。
お客さまがお手洗いにお立ちになったり、席を外した場合。
CAは必ずお客さまがぐしゃぐしゃに席の上に置いたブランケットを綺麗にたたみ直します。
お客さまがリフレッシュされたのと同時に、お席回りも綺麗にして差し上げます。
なかなか見れないCAの気遣いですよね



次回、飛行機に乗る機会がありましたら、CAさんが何の目的のためにブランケットを使用されているのか見てみてくださいね。
ものすごく助かる備品の一つです。
物が限られている機内に於いては、CAのアイディア次第で何通りもの用途が可能です。



以前、とあるお客さまが機内にお持ち込みになった紙袋が破れてしまい、風呂敷代りにお手荷物をブランケットで包んでお持ち帰りになりました
持って帰っちゃダメですよ。
各エアラインの備品なんです






L&Rアカデミー




太田真美子